アメリカ軍の大砲、榴弾砲です。2014年5月の製作です。
AFVクラブからリリースされている、M2A1 105mm榴弾砲です。メーカーさんの気合・魂が感じられる大砲キットらしいです。AFVクラブがリリースする大砲キットはどれも定評があるようなので楽しみです。
コイルスプリングが金属パーツではなくてプラスチックインジェクションで成型されています。かなり高度な技術が無ければこうはいかないのではないでしょうか。
米粒より小さいパーツがたくさんあり組立には注意を要します。かなり小さいのでゲート処理が大変だ。それと部品の紛失にはくれぐれも注意しないといけない。細かすぎてちょっと目が痛い。
砲架は上下に可動しますが、組立の最終段階で固定したほうがよさそうです。キットは砲撃中か輸送中か状態を選べます。今回は砲撃中としました。
はじめのうちはどの部分を作っているのかさえ解らなかった各パーツを、少しずつ組み上げてくるとこのようになりました。破綻も無さそうでここまでは無事に組み立てることができました。アルミ製の砲身はクオリティが高く迫力が増します。
(2014/05/04)
榴弾砲の組立が完了しました。エッチングパーツはそれほど多くなく、プラ部品だけでクオリティの高い砲が完成します。
タイヤを取り付けるとキットの重量も増えて手のひらに載せると程よい安定感があります。タイヤはゴムの塊で、中空ではなさそうです。
複雑な機構を表している部分は部品が多いため組立が大変でした。
機関銃も付いている榴弾砲なんですよね。けっこう珍しいのか、あるいは米軍では普通なんでしょうか。エッチングのチェーンの垂れ下がり具合をもう少し自然にしたほうが見た目がよさそう。なんかフィギュアを添えてみようかなぁ。
(2014/05/11)
基本塗装の途中です。細かい部品が多いので常に破損に注意しないといけません。
(2014/05/26)
榴弾砲が完成しました。大砲というのは防弾板が小さくて丸裸な印象であり、露出したままのなんとも不安感のある武器です。戦車に比べれば当たり前ですね。
この105mm榴弾砲は小さく見える割に有効射程は約11km、運用には10名ほどの兵隊が必要とのことです。よく知りませんが、指揮官・目標観測員2名・計算員1名・砲の操作で3名くらい?、あとは弾込め係りが3名くらいなのでしょうか。
このキットは運搬姿勢と射撃姿勢が選べたので今回は射撃姿勢としました。以前作ったディアナのときも感じましたが計測用のポールがあると明るい色のアクセントとなって面白いです。
こんな小さな砲でも着弾時の威力半径は30mほどはあるようです。平地を前進していてこういうのを打ち込まれたら歩兵は逃げ場がないんですね。
砲の左側に金属プレートが2箇所ありエッチングで再現されています。こういう部分、AFVクラブのキットはこういうところが細かくて良い。
細かい部品を組み立てていると砲の機構がなんとなく解る気がします。
実物の性能が解るとはじめに頼りなく思えていた牽引式の榴弾砲が力強く思えてきます。そういえば同じタイプの砲がシャーマン戦車にも搭載されていました。
一緒に製作していた前線指揮官と無線手を並べてみました。前線指揮官はこんなところにいたら駄目でしょ、とも思いますが、一応砲兵隊の指揮官という設定で。後ろの無線手がリクエスト受付中。
隣のブースからあと2人出張中。大砲だけだと寂しいですがフィギュアを並べると生き生きした感じが出ます。もちろん大砲だけでも精密感が高いキットなので満足度は高いです。
(2014/06/01)