初めて製作したヘリコプター模型です。2015年5月製作。
最近は現用モノもときどき製作していますが、そういえば現用日本軍関連は作っていないなぁと思いこの攻撃ヘリコプターを作ってみます。陸上自衛隊のアパッチはUSのアパッチを基にしたキットで限定生産で発売された、(発売されている?)ものです。
けっこう箱にぎっしりとパーツが詰まっていて部品数が多いです。戦車模型を作り慣れているのでたいしたことないでしょうが航空機にくらべると随分たくさんあるなぁと感じます。
コックピットから手を付けていますが本体のパーツの大きさに思わず写真を撮ってみました。こりゃえらいもんに手を出してしまったかな。
フィギュアは2体ともバリだらけで整形が大変。でもちゃんと塗装してシートに座らせるとなかなか良い感じになってきそうです。
グロス塗装のあとでデカールを貼り付けました。グロスのほうがデカールの密着度が高くてしっくりきます。真っ黒でなんだか分かりませんね。
手順無視でヘリコプターの羽根の大きさがインパクトあったので思わず組み立ててしまいました。これも置き場所に苦労するなぁ。戦車模型は組み立てるとスペースの節約になるけれど飛行機は逆にディスプレイスペースを食いますね。
(2015/05/06)
機体の内側はブラックで塗装との指示があるので塗装完了したところです。
左右の機体パーツを張り合わせるのがとても難しかったです。コックピットとローターの根元をかっちりと組み込むのが大変でした。最初、安易に瞬間接着剤で軽く位置決めしてほいほいといけるだろうとやってみたら、なんか合わないんですよねぇ。ローターだけ組み込んだ場合や、コックピットだけ組み込んだ場合、それと両方のときでいろいろと試行錯誤したらやっとぴったりはまりました。
はじめはタミヤの流し込み接着剤でだらだら組み立てていましたが、あとのほうではクレオスの強力な流し込み接着剤を使用しました。きれいに組み立てようという気が途中から吹き飛んでしまい、合わせ目の綺麗さよりもまずは頑丈にやろうとなってしまいました。他の方はこのあたり難しくないのかなぁ。まぁ、コツのようなものがあるのでしょうか。一応きっちり組めましたが最後まで破綻しないで組み上がるのか非常に心配です。
車体下部の機銃の組立が説明図を見ても良く分かりませんでした。塗装図の3方向からの図を見て何とかこんな感じじゃないかなぁと組み立てました。たぶん大きな間違いはないかと思うのですが・・・。
詳細な凸リベットモールドがいろいろな部分で部品の合わせ目近くにもたくさんあります。なるべくこのリベットを破損しないで継ぎ目だけを綺麗に消せればなぁと考えています。先の細いヤスリか、何か細い棒の先に紙やすりを貼り付けてきれいにしてみます。
メインローター基部の部品取り付けがいまいち説明書を見ても良く分かりません。特に斜めの細い棒状の部品、こんな感じではないかなぁと半分推測で取り付けました。実車写真を見れば分かるかなぁと調べましたが余計分からなくなりました・・・。分からないなりにこのあたりはメカっぽくてなかなかかっこ良い。
あと一息で外側の塗装準備完了です。まだ細かい部品の取り付けがありますけれども。写真はキャノピーのマスキングやコックピットの細かい部品もブラックで塗装しているところです。キャノピーはコンパウンドで表と裏を磨きました。
(2015/05/09)
テールローターの根元も説明図だと分かりにくかったです。組立の後半戦、細かい部品をたくさん取り付けてもあまり見た目が変わらなくてモチベーションが上がりにくいですね。
パーツ構成がけっこうばらばらでややこしいところがあります。戦車なら車輪はAグループ、などある程度固まっているものですが。それと、パーツに穴を開ける部分も多いのでなるべく先の作業を読みながら組み立てる必要がありますね。ただ、ヘリコプターを作るのは初めてだし、あまり構造を知らないのでかなり戸惑い気味です。
細かい凸リベットを削らないように慎重にゲート処理をして組み立てたのですがなかなか繊細なパーツが多くて大変でした。
ミサイルにもたくさん黄色の文字のデカールを貼り付けることになります。ミサイルを全て取り付けてしまうとデカールの貼り付けが難しそうなのでこのあたりでもう一度ブラックを吹いて貼っておきます。結局整形するときにかなり塗装が剥げるので二度手間でしたね。
迷彩塗装の茶色部分はNo.12のオリーブドラブとNo.21のミドルストーンの混色という指示がありますがそれだといまいちピンときた色身になりませんでした。それでNo.22のダークアースを混ぜて調整しました。
はい、マスキングゾルを塗ったらこれでもう良い具合の迷彩塗装が完了したようになってしまいました。これ、剥がすのがちょっと大変なんですよねぇ。
グリーン系を塗装したあとに引き続き重ねてマスキングゾルを塗ってブラックを塗装予定です。
前回のフランカーのときみたいに内部が汚れることはなかったのですが、どうやらマスキングゾルが一部、コックピット内に浸透してしまいました。ワイパーを取り付けたらほぼ目立たなくなるかなぁとは思うんですけど一応少しだけフレームを太めに塗装しておこうかと思います。
(2015/05/21)
あー、この段階でまた大きさの比較対象を一緒に写すのを忘れていたのに気がつきました。全長は33センチくらい、ローターブレードの端から端までもやはり33cmくらいの模型です。1/48でも現用機、ヘリコプターもやっぱり大きくて迫力があります。製作記を見ていただければいろいろ比較対象物も写っております。
実際に立体模型に接するとなんとなくしか分からなかった機体の理解が深まります。あくまで外見だけですけどね。
迷彩塗装は基本的にはブラウンとグリーンの大きな縦じまです。ところどころにつや消しブラックの模様が入ります。
先っちょのレンズのようなもの、アローヘッドシステムと呼び、全天候型の戦闘能力をサポートする装置です。どこまで機体色で塗装すればよいのか分かりにくいので箱絵を参考に塗装しました。本当はこのあたりはオリーブドラブで塗装したほうが良かったのかもしれません。でも、この部分、ギラギラしていて好きです。
一番上の丸い装置がロングボウ火器官制レーダーです。6-10km先の目標を補足して個別攻撃の指示を出すことができます。ここはこのヘリコプターの最大の特徴と言えます。
ミサイルはヘルファイアIIという誘導ミサイルです。その隣にはハイドラ70・70mmロケットランチャーを19基格納した蜂の巣のような筒を抱えています。
ウォッシングを行うとリベットが多少際立ってくるのでディテールにメリハリが付いてよいかと思います。
とても小さなパーツなのですが右側には青い警告灯、左側には赤い警告灯が付いています。こういうのもちょっとしたアクセントになって見た目が引き立ちます。
左側のガラス部分、いくつか接着のときに汚してしまいました。ちょっと残念です。ただし、そのほかの部分はコンパウンドで磨いただけあってピカピカになりました。
マスキングゾルがコックピットのフロントガラス内部に少しはみ出していた部分はワイパーを取り付けたら問題ありませんでした。良かった良かった。
CRTディスプレイは四角いモニターがいくつかありグリーンで塗装したのですがなかなか奥まで写せませんでした。懐中電灯で無理やり中を照らすと分かります。
ロケットとミサイルの先端は光り輝く部分があり良いアクセントです。
メインローターの根元は複雑な形状でかっこ良いです。少しメタリックでドライブラシしました。
下側は飾っておくとほとんど見ないのですが一応撮ってみました。下と両脇に日の丸が表記されますが意外と小さな丸ですね。
駐機状態のときは大きなブレードがすこし垂れ下がっているのがリアル感を出すかと思い少し曲げました。下方に垂れ下がるようにするには温めのお湯の中で少しずつ曲げました。実は1枚逆側に反っていて大変だったのですが丁寧に曲げれば問題無しです。
上下左右に壊れやすい部品がたくさん付いているので、手持ちできる場所がかなり限られます。思っていたより繊細な機体です。
このくらいの高さで見るのが一番見た目が生えるし迫力もありそう。
このキット、分かりにくい部分も多くて実際に間違った部分もあるでしょう。最終的には迷彩塗装もしっくりいってかなり気に入っています。ちょっと組みにくいんですけど、実はまだ本場USバージョンのアパッチが手元にあるんですよねぇ。さすがに少し間をおかないと製作する気は起きませんけれど。初めてのヘリコプタープラモデルは堪能できました。
(2015/05/23)