ブロンコからリリースされたドイツ軍の軽装甲車です。2013年4月から8月に製作しました。
現在、2つ塗装待ちのキットがありますがブロンコのアドラーKfz.13を組み立て始めました。タミヤのキューベルワーゲンのように簡単に組めると思っていましたが、組立ては結構難しいところが多いです。
まずはシャーシの製作から。普段車の模型は作らないのでよく分かりませんがこういう手順なのでしょうか。適度にエッチングパーツも付いていて良い感じです。
(2013/04/14)
大まかな各部分を製作してから組み合わせるようです。それぞれのパーツの合いが心配なところです。
(2013/04/15)
機銃は早期型と後期型を選べますが早期型を選択。これはMG13と言われる型で1390年からドイツ軍の標準軽機関銃となっていました。戦車模型というより完全にカーモデルですね、これは。
(2013/04/21)
仕事が忙しくてなかなか進みませんでしたが、今日から少し休めるので最後まで製作しました。全長12センチほどしかない小さなキットです。
(2013/04/27)
前部フェンダーに付ける泥除けのエッチングパーツの加工が難しい。曲面に合わせて慎重に曲げていかないといけないので職人芸か。勘で曲げてしまったけれど、焼きなまして直接パーツに当ててぐりぐりすればもっとフィットしたかもしれません。
オープントップでボンネットもろくな装甲がないので、現在の感覚としては海外のゲリラがトヨタのランドクルーザーなどピックアップトラックに機銃を据え付けて武装しているようなものでしょう。ホントにエッチングパーツの微調整やタイヤ周りの組み立てが難しいです。考えようですが、面倒なパーツはすっ飛ばして大体の形で組み上がれば、組立て完成でもOKかな、とも思います。今回は一応、すべてのパーツをくっつけましたが。
前輪フェンダーに接着するミラーやライトなどの強度が心配ですが、慎重に持てば大丈夫でしょう。なにせこのキットはいも付けパーツが多いので。
車体下部の裏側はこんな感じです。前輪は可動状態で組み立てられますが、自分は後の保管や塗装時の破損の可能性を考えて接着してしまいました。
試行錯誤しながら何とか組立完了しました。コンパクトで愛着のある車両です。さて、今度はいつ塗装に取り掛かるのやら。インストには2色迷彩の例も載っていますが、やっぱりジャーマングレー単色かな。
(2013/04/27)
暗い色で下塗りを行いました。オープントップの車両の奥まった部分は念入りに塗装しました。
(2013/05/05)
ドラゴンのドイツ軍突撃砲兵セットにまだ3体残っているので、ベレータイプの帽子をかぶっている2名を添えることにしました。
この2名、体格良すぎではないですかね?ちょっといかり肩気味ですし・・・。
後ろからのショットです。両名とも拳銃を接着するの忘れました。
パイプを持って今後の方針を立てているところ。パテでところどころ修正しました。表情は二人とも良い感じ。やっぱりでかい。
アルパインのソ連戦車兵と並べて撮ってみました。ドラゴンドイツ兵は実寸54mmなので189cm、ドイツ人男性平均身長は180cmらしいのでちょっと大きめかな。ちなみにドイツ、オランダ、デンマークあたりは平均身長180cm以上らしいです。アルパインの自然な肩の力の抜け具合が良い感じです。
(2013/05/05)
それにしても、乾燥遅いですねぇ。24時間経ったけどまだ乾きません。こうなったらまたまた新しい模型に手を出してしまうかも。
車体のほうは結構順調です、いまのところ。基本塗装を済ませてデカールを貼り終わりました。フェンダーが光っているのは、やはり最近いつもどおりクリアーを塗ってデカールの密着性を高めているためです。
(2013/08/01)
4月に作り始めたKfz13がようやく完成しました。この車両は民間乗用車に装甲板で補強して機関銃の武装を取り付けたものです。5mmの装甲なので小銃程度を防ぐことができました。
ゲーム、アドバンスド大戦略では経験地稼ぎの犠牲車両としか覚えていません。装甲師団黎明期ではヴェルサイユ条約下の軍備制限がある中で、装甲部隊発展のために重要な役割を果たしました。
フランス戦線に投入された当時のデカールです。時速60kmで走行可能でしたが、不整地では機動性が悪すぎて実用的ではなかったようです。その割りにずいぶん泥をつけてしまいました。フランス戦線のつもりだったのに・・・。ロシアっぽくなってしまった。
ウォッシングは今回、オレンジ系で行ったところ、結構ジャーマングレーと合うのではないでしょうか。泥と同系色なのでウェザリングが単調になった気もします。
泥表現はタミヤの情景テクスチャーペイントのダークアースとブラウンを適宜混ぜて使用しました。泥の付着具合をもう少し研究する必要があるかと思います。でも、まぁ戦場を駆け回る雰囲気が出ています。
小さい車両という実感のために、アメリカドルのクォーターと100円玉を並べて撮影しました。
ライトに覆われているのは布製の灯火管制カバーです。光が拡散するのを防いで、敵からの発見を避けるためのものです。車幅表示棒があるにはありますが運転中にあの細いスリットから確認するのは難しそう。
製作中の顔よりは少し改善しました。表面が荒い部分ありますが、レジンヘッドではない割りに上手く塗れたかなぁ。戦車兵のユニフォームのモールドが結構分厚いです。
下塗りで油彩の凹凸が残ってしまったのが少々悔やまれます。ラッカー塗料でベースをしっかり作ってから何回かに分けて油彩で重ねていくともっと仕上がりが良くなりそうです。感想に時間が掛かるんですけどね。なかなか目もまともに描けたので全体的には良いかなぁ。
パイプを持っているのが昔っぽい。負知らずだった頃のドイツ兵。自信にあふれた顔になっているでしょうか。
武装が貧弱なので装甲部隊というより警察車両のようですね。実際、第一線から退いたあとは治安部隊で使用していたようです。
車両内部もジャーマングレーで塗装しました。足元はパステルで適度にウェザリングを施しました。
タミヤのドイツ兵階級章デカールセットを利用しました。とくに帽子の細かい描写は筆で書くのは上級スキルがいるのでデカールはありがたいです。でも、決まったシールだけ減っていくんですよねぇ。もっと戦車兵の階級章が欲しいです。
米粒ほどの大きさの顔ですがこんなにアップに写してしまいました。ユニフォームはタミヤエナメルのブラックを塗った後に少々ドライブラシを掛けただけなので大味な気がします。こちらも油彩でブレンディングを行うと表現力が高まるかと思います。
結構めずらしい車両なので楽しんで製作できました。こういう他からの流用した車両も大急ぎで応急処置をしたような緊迫感があって魅力的です。
(2013/08/06)