あけましておめでとうございます。年も改まったので普段持て余し気味の大きいキットを思い切って組み立ててみます。エアフィックスのイングリッシュ・エレクトリック キャンベラの1/48スケールです。第二次世界大戦終結直後の軍用ジェット機の傑作と言われています。海外だとそれなりの数の作例お目にかかるんだけど日本国内だとあまりググっても引っかかってこないですね。それほど人気が無いのか、あるいは大きすぎて持て余すのかもしれないですね。エアフィックスのプラモデル自体あまり経験が無いので先行きがやや心配です。
開けてみるとこんな感じです。わりと大味なパーツ群のような気がします。
このキャンベラのコックピットは2座席が並列だけど、段差があって操縦席のほうが一段高くなっています。操縦桿はいわゆる戦闘機のようなスティックタイプではなくて旅客機によくみられる両手で鷲掴みにしてぐわわわーんとやるタイプ。
(2019/01/01)
勇んで組み始めたは良いけれど、コックピットと機体の組み合わせ、これ隙間がいっぱいできちゃうんですけど大丈夫かな?
おそらくこのタイミングでキャノピーがきちんと閉まるか確認しておいた方が良いと思う。シートの高さがギリギリなので。それと、フィギュアも乗せて確認しないとね。
機体上面パーツの取り付け間違えたかも。小さいアンテナ状の部品の取り付け位置によって、二種類のパーツ選択があります。小さい穴を塞いだりすれば問題ないとは思うけど。
コックピットあたりでモヤモヤしているので他の貼り合わせるパーツを組み立てていました。もちろんすべてビッグサイズ。
操縦士以外は細かく塗っても無駄な努力になります。組み込んだら全く見えませんから。
キャンベラのコックピットは本当に真っ黒です。中には操縦桿も真っ黒だったりするのであまり塗り分けなくてもいいかなぁ。
オモリは100gを指定されています。釣り用のオモリをたくさん集めて計ったらこれくらいでした。脚は太いのでしっかり取り付ければ強度の不安は無さそう。
(2019/01/05)
前からもオモリを投入。もうクルーの居場所なんて関係ないです。でも、見えなくなっちゃうクルーも一応乗せましたよ。
偵察機なので機体下面にカメラを収める場所があり、一応2タイプからパーツを選べるようです。どっちでも好みのほうで良いのかなぁ。真ん中に大きなクリアパーツをはめ込む方をチョイスしましょうか。
(2019/01/07)
機首のカメラ用小窓の小さなクリアパーツが実際のところ小さすぎて全然パーツにフィットしませんでした。
なのでクリアパーツのランナーを整形して後ろから差し込んでいます。こんな感じで接着してあります。
瞬間接着剤も追加投入してがっちりと主翼と胴体を固定しました。
やっとのことで士の字になりました。持ってみてもずっしりと重いです。変に端っこだけ持たないように気を付けないと。余計なところに負担を掛けたくないですからね。
(2019/01/09)
カメラを格納しているボックスの中はフラットブラックで塗装して透明のカバーをかぶせています。この機体腹部のパーツ、すり合わせのときはけっこうぴったりはまったのですが大きな主翼を取り付け後に微妙に段差ができるようになりました。削ったりパテで埋めたり結構面倒でした。
早く塗装に入りたい気持ちを抑えつつ、細かい部分をマスキング中です。
ほぼ組立完了に見えますが、意外とまだ細かい部品を上面下面ともに接着する必要があります。
ガーン!!やってしまいました。インストをみて尾翼の出っ張り部品、レーダーかな?適当にあたりを付けて接着しけど、実機を見たらどうも下すぎる気がしました。部品位置を無理やり修正したら垂直尾翼が汚くなってしまいました・・・。
(2019/01/11)
一旦、グロスブラックで塗装しています。これだけ大きなキットになるとノズル0.3mmでも結構きつい。0.5mmを使用すればよかったけど、また洗ったり面倒なのでこのまま塗装しました。機体の大きさというよりは翼面積が広いのがエアブラシ塗装が大変だと思われる理由でしょう。
グラデーション塗装でもやってみるかと思って塗装中ですが冬に窓開けてエアブラシは寒くてやってられません。機体が大きいので時間掛かるし・・・。均一に吹いてもそんなに変わらないっか。機体色はクレオスの336番ヘンプです。エアフィックスのカラー番号はハンブロールしか載っていないので適当に自分で変換して良さげな色をチョイスする方法もありかと思います。
塗料が回り込まない部分だけマスキングをしました。あまりエアブラシの圧を高くしてブヮッと吹かないのでこれくらいで大体問題ないでしょう。
(2019/01/14)
もうキャンベラちょっと飽きてきたので他のキット組みたい・・・。面倒な脚周りを組み立てないと完成に漕ぎ着けません。
機首のランディングギアのタイヤ接続部分が妙な形で強度が保てなさそうなので金属線で補強しました。これって設計ミスなのかプラがちゃんと金型に回っていなかっただけなのか。主翼下の脚自体は強度充分ですが、こちらもホイールの接着部分がなんだかいい加減な作りなのできちんと補強しておかないとあとで外れそうでした。プラスアルファの作業ではなくてマイナスをゼロにする作業が多かったような気もする。
先日、マウスをロジクールのゲーミングマウスに交換しました。いままでサイズが小さくてチマチマしていた激安マウスを使用していましたが、それだとパソコンでゲームをしていてもあまり面白くない。おかげで模型製作のほうは捗ったのかもしれませんが・・・。Steamコントローラーでプレイできるゲームにも限りがあるし・・・。そうしたらキーボードもゲーミングキーボードに揃えたくなって安いやつだけれども買ってしまいました。有線から一度キーボードとマウスをワイヤレスにしてしばらくたったけど、また有線に戻りました。なんだかなぁ。
(2019/01/16)
イングリッシュ・エレクトリック キャンベラは、イギリスのイングリッシュ・エレクトリック社が開発したジェット爆撃機です。初飛行1949年で、イギリス空軍では2006年まで運用されていました。高性能な飛行機だったので爆撃機がメインでありますが他に偵察機や練習機としても使用されました。アメリカ合衆国やオーストラリアでも使用されました。
キャンベラ PR.9は偵察機型の機体で1991年の湾岸戦争、2001年のアフガニスタン侵攻や2003年のイラク戦争では実戦投入されました。凄いね、50年くらいたっているのにまだ現役かぁ。全部でPR.9は23機が生産されたようです。
この機体ではないけれど、爆撃機型はマレーシア独立の武装蜂起やスエズ動乱などで爆撃任務に就きました。一番最後まで実戦部隊として残ったのがこのPR9型です。
この機体のマーキングは2006年7月の第39飛行隊、イングランド東部のマーハム基地配備の偵察機。マーキングは2006年となっていますが湾岸戦争やイラク戦争時のマーキングとほぼ同じなんじゃないかな。上面のヘンプ塗装は中東で活躍していたという感じがします。
このキットに付属しているデカールは発色が良くてとても薄いので、けっこうデリケートなんだろうと思っていました。実際に貼ってみると窪みにフィットさせようと強力なマークソフターを使っても馴染むのに時間がかかり意外と丈夫ですね。
両翼の下にはBOZポッドを装備しています。これはチャフ・フレアディスペンサーポッドらしい。ちなみにチャフはレーダー誘導ミサイルの追尾を妨害するために微細な金属片を空中に散布する物です。フレアはエンジン排気等の熱源を追尾する赤外線誘導ミサイルに対する防御として、光と赤外線を放射する発火体を空中に多数放つ装置です。いずれも敵ミサイルから自機を守る装備。なぜかこのポッドだけダークグリーンなんだよね。
このポッドは2006年のマーキングの機体だけに取り付けるよう指示がありました。さすが現用機らしい装備です。
機体色は上面はヘンプで下面はライトエアクラフトグレーです。実は両方の色は色味というか色合いがとても良く似ていて遠くからだとあまり見分けがつかないんじゃないかな。中東地域での作戦に従事していただけあって砂漠に良く溶け込む色合いです。国籍マークも最近よく見られるロービジ系なのかあまり自己主張しないラウンデルです。サイズも小さめですしね。
塗装を急ぎすぎて表面処理をおろそかにしてしまったら、後々のスミ入れなどで苦労しました。仕上がりが雑になってしまいました。
途中からちょっと集中力切れてきまして、細かい部分に気が回らなくなっちゃったかもしれません。大物は大変ですけど途中ワクワク感も大きいです。何とか完成しました。おもりがたくさん入っていて持ってみるとけっこうずっしりとくる機体です。
(2019/01/18)
コメント
少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
昨年はブログ楽しく拝見させていただきました。
今年も宜しくお願い致します。
明けましておめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします。今日は東京は暖かくて外出やエアブラシ塗装には絶好の日よりでした。