けっこう昔のタミヤのキット、ワイルドキャットです。表面のディテールがぎっしりモールドされていて個人的にはこういうのは好みです。細かいリベットも打ってあり良いですね。
タミヤのキットにしては珍しくパイロットがいないね。パネルのデカールも無いしシートベルトのデカールも無い。そういえば最近製作した4つくらいすべてコックピットのデカールが付いていなかった。ひょっとするとこれが普通なのかな?シートベルトは最近自分で調達して好きなものを取り付けてはいるけれど、キットに入っていてくれた方がやっぱりありがたい。コックピットのメーターパネルは今回もしょうがないので手描きです。実機で赤っぽいところは何となく筆で補足したらそれっぽくなってきた。
組んでみて解るんですけどランディングギア格納庫の部分は下から覗くと結構スカスカでよく見えるので、機体内部もある程度きちん塗り分けておかないとあとでマズいと思います。
キャノピー後部はスライド式で普通に取り付けても隙間ができそう。ミストが内部に入りこむ恐れがあるので今回はキャノピーは一番最後に取り付けようかな。機体との合いはピッタリでまず問題なさそう。
フジミの福袋、ストックを減らそうと思っていたんですけど悪魔の誘いがやってきました。それも通常より1か月も早く。過去何回か購入しようとしていつも売り切れていて、それとちび丸とかいうのには興味ないし、輸送船みたいなのがおまけとしてもくっついてきても持て余すので過去はちょっと躊躇していました。結局、11月7日の発売日分は油断していたら購入できません、途中エラー頻発で諦めたというのもある。今回は現状でフジミのキットは戦艦2隻、空母1隻、重巡1隻積んでいるだけだし、過去に作ったものもそんなに多くはないから被る可能性は少ないと踏んだ。アイテムが被っても練習がてらもう一度組んでみても前よりうまく作れるかもしれないし。1/700 特シリーズ 10,000円セットをとりあえず一つ注文できました。こないだ作った開戦時の金剛やまだ製作していないけど赤城が含まれていないことを願います。1万円セットだと1年かけても作り切らんでしょうね。
(2017/11/14)
けっこうミストが入りやすい部分が多いみたい。コックピットは割と隙間なくきっちりとマスキングをしました。ランディングギア部分は小さなティッシュを丸めて詰めて縁の部分はマスキングテープの細切りを貼り付けています。わりとアバウト。
一応、デカールを貼る前にクリアーでオーバーコートしています。
タミヤの塗装図は混色指示でしたがちょうどクレオスのWWIIアメリカ海軍機標準塗装色セットを持っているのでその中から367番のブルーグレーを使用します。混色の時みたいに多めに作っておかなくても良いので手軽で良いですね。混色で同じ色を2回繰り返し作るのはさすがに無理。
第二次大戦初期のアメリカ軍の国籍マークをチョイスしました。真ん中の赤丸は星のデカールがほぼ乾いてから貼り付けました。
(2017/11/17)
このグラマンF4F-4ワイルドキャットは大東亜戦争での1941年12月の真珠湾攻撃から始まる日米開戦時にて唯一帝国海軍の零戦と渡り合える戦闘機でした。ちなみに真珠湾攻撃では日本軍は民間施設と病院船にはひとつも攻撃をしませんでした。少なくとも意図して攻撃したものは無かったはず。ワイルドキャットは当時の世界最先端の艦上戦闘機です。艦上での取り扱いを容易にするため折り畳み式の主翼となり、12.7mm機銃が6門装備されています。
旋回性と航続力は零戦の方が優れていました。急降下性能と防弾性、無線機を装備している点はワイルドキャットの方が優れていました。その他の性能はほぼ同一。2機がチームになってたたかうサッチ・ウィーブ戦法や一撃離脱などの戦法により零戦と互角に戦っています。
仕上げにはクリアーをデカールの上に吹き付けています。今回は結構大きめのデカールがいくつかありまして、いずれも皺や破損が出ずに割ときれいに貼れたのは良かった。
キャノピーは磨いたらきれいになりました。閉状態で組み立ててはいるんですけど、意外と内部も良く見える機体ではないでしょうか。
今回はコックピット中央の照準器をきれいに塗装できて取り付けの時も汚れなかったので満足です。
スミ入れをしていると凸リベットが機体表面に多数あるので不要部分をぬぐうのに難儀します。でもやらないよりは明暗のコントラストがはっきりするので個人的には好みです。
小さくても密度感があるこういうキットは好感が持てます。小さいとは言っても1/48スケールなので両翼端で約25cmくらいあります。そういえば飛行機プラモデルでは1/72はほとんど作っていないですね。持っている未組立キットはトムキャットと複葉機が2つくらい。スケールをあまり広げると収拾付かなくなるのを無意識で警戒しているのかも。その点AFVは自分の中では1/35原理主義であろうくらい他のスケールは考えていないので簡単です。AFVモデラーでは1/35好きは多数派でしょう。若干1/48なども作るモデラーもいると思います。
WWII初期の戦闘機なので派手なミサイル兵装はなし。58ガロンの増槽が左右に付いています。航続距離は2,000kmを超えるのでゼロ戦ほどではないにしても海上で安定して戦えたと思います。
ちょっと遊びでプロペラを回転させている写真を撮ってみました。離陸準備という感じでしょうか。
アンテナ線は釣り糸のナイロン水中糸です。サンライン、パワード水中糸0.1号、標準直径0.053mmだそうです。瞬間接着剤で固着後に黒で塗装しています。戦艦模型を作るときに金属糸とこういうナイロン糸を気分で使い分けていたのでそれを流用しています。
タミヤの飛行機をひさびさに組みました。しかも結構古いキットなんだけどワイルドキャットがこんなに組み立て易いとは思わなかった。好キットだと思います。
そう言えばこのあいだ注文したフジミの福袋、特10000円って何個くらい送られてくるんだろ?せっせと作って場所空けているけど、いつもの如く追い付かないだろうなぁ。
(2017/11/20)
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