バルバロッサ作戦1年目、ドイツ軍がロシアに侵攻して初めての冬の戦いです。そう言われると4人の歩兵、全員オーバーコートを着ているけれども何となく薄着のようにも見えます。東京の冬と同じくらいの防寒着じゃないかな。
コートの歩兵はけっこうパーツが細切れなので組み立てが難しいんですよね。
ライフルなどのストラップ、真鍮製の帯やマスキングテープなどいろいろ材料が考えられますが今回は紙に瞬間接着剤を染み込ませたものを使ってみます。細切りさえ出来れば材料は無限にあるのが良いところ。
指揮官は、双眼鏡を片手に前方を覗うポーズ。サブマシンガン装備。
ドイツ軍の侵攻当初は短期決戦を見込んでおり、冬季装備をほとんど用意せずに戦いを開始しました。晩秋以降のロシアの厳しい気候では兵士の戦闘能力が低下してしまいます。
ドイツ軍のブーツはたくさんの鉄の鋲が打ってあり、冷気がそれを伝わって足先を襲ったそうです。現在売っているゴムや化学繊維の冬山用の登山靴が当時あれば大量の凍傷を防げたかもしれません。歩兵装備は地味ながら戦力保持には結構大事です。
当時のドイツ軍の広報映像では裸で雪の中で遊んで、全然寒くないなどとやせ我慢してはしゃいでいるものなどありましたっけ。
やばっ、アイラインが濃く見えてどこぞの新しくできた党の党首みたいになっちゃいました。
4体ともに奇をてらったポーズではなくて、いたって普通の恰好です。最前線の緊迫感を感じる良キットだと思います。雪原が良く似合いそう。
(2017/09/30)