普段製作しているものより少し大きめのミリタリーフィギュアを作ってみました。2015年8月のものです。
ミリタリーフィギュアといってもずーっと1/35の小さいのばかり作っているのでたまには大きなのを作ってみようということでカッコ良さそうなこのドイツ兵を選んでみました。タミヤのワールドフィギュアシリーズは価格も手頃だし塗装の練習にもちょうど良さそうです。
こんな大きなフィギュアを作るのは初めてです。基本的に1/35が自分の中では実物大なのでかなり勝手が違いますね。でもいろいろと面白そう。
それぞれ切り出してできるところから組み立てています。パーツの合いはほとんど問題無さそうです。
どのあたりまで製作してから塗装しようかなぁ。できるだけ組立を先行させたいです。あ、耳かきは模型製作とは関係ありません。
(2015/07/06)
合わせ目を消したりはあまりしていませんが、なんとなくここまでは簡単に組立完了です。
でかい、面積にすると1/35に比べて約4倍、大きさだと約8倍ですかね。
短機関銃のストラップは真鍮板を切り出してそれらしく取り付けてみました。もう少し表面をきれいにしたら塗装に取り掛かります。
(2015/07/24)
ユニフォームとヘルメットを塗ったあとに何日たっても一向に乾きません。まぁ、油彩なんてそんなものですけれど考えてみるとシッカチーフを全然混ぜていませんでした。ラジオを聴きながらボーっと塗装してたので忘れてしまいました。
肌色はラッカーで下塗りをした上に油彩を塗装しました。肌色はチタニウムホワイトとイエローオーカー、バーントシェンナを適当に良い具合になるように混色しました。肌色と細かい部分は写真のシッカチーフを使用したので幾分乾燥が速いかと思います。全体的にギラギラしてますね。また迷彩塗装なんですよね、めまいが…。
(2015/08/03)
迷彩服のドットはタミヤのエナメル塗料を使用しました。一色目はブラックグリーンです。多少違和感があった場合にすぐふき取ってやり直せるのは油彩でも同じですがエナメルのほうが乾燥時間はずっと短いです。
二色目をのせたところです。細かいドットをあと2色追加して細部を塗装すれば完成です。この期に及んでまだ目を描いていないのでそれもやらないと。どうしようかなぁ、青い目にしておくかなぁ。
(2015/08/11)
ストーリーはもちろんのこと、ドイツ軍ヘルメットのウェザリングのリアルさがとても印象に残りました。兄と弟の戦争に対する行動が両極端に変化していくのが興味深い。まだ3分の2しか観ていないけれどもこれはかなりの傑作だと思います。
ジェネレーションウォーに登場する兵士は1/1スケールでリアル度抜群のウェザリングが施されておりすばらしい。こちらの模型はなかなかその通りに近づけることができませんが、ヘルメットやガスマスクケース、シューズなどの単色小物系は色合いに変化が出るよう気を配りました。瓦礫や泥で汚れたヘルメットが戦場をかいくぐってきた感を高めます。
MP40短機関銃を構えているポーズです。両手のフィットが難しいです。ベルトのバックルは細かいモールドが入っていてリアルです。
顔なんかは1/35に比べてパーツが大きいので塗りやすいのですが、同じ距離で眺めても細部が見えやすくなるので塗装が難しいです。もう少し研究の余地がありそうです。瞳の中の瞳孔と反射光を描きましたがいくら1/16でも裸眼だとあまりよく見えません。裸眼というか2倍のルーペを使っても難しいです。もう少し倍率の高いものを買おうかな。少なくとも見えないことには筆も動かないですし。
ヘルメットなどの装備品はパステルでウェザリングをしました。後で剥がれるのは嫌なのでつや消しクリアーでコーティングして固着しました。
フィギュアは顔が一番重要部分なので組立よりも塗装のしやすさ優先で製作プロセスを考えるべきでした。顔は組んでからだと塗りにくいです。
迷彩服はこれでもかという具合に何色もドットが入っているし、ベースのフラットアースには少し明暗を入れて、仕上げにハイライトを入れたのでこれ以上いじらない方が良いかなぁと思います。
なんだか随分時間が掛かってしまいました。大きなフィギュアになるとまた違った部分で気を使わねばいけない細部がたくさんありそう。全体的なカムフラージュの雰囲気は良くできたかと思います。たまにはこういうのも面白いものです。もう少し生命力とか、今にも動き出しそう、と思われるような完成度にしたいですね。
(2015/08/15)