わりとモールドのしっかりとしたフィギュアでした。2014年2月製作。
昨日何気なく模型屋さんに立ち寄ったら面白いフィギュアを見つけました。何年か前にリリースされたキットですが、ほぼ全員着替え中というシチュエーションのようです。こんなものまで出ていたとは、恐るべしドイツ軍人気というところでしょうか。斯く言う自分も一つ買ってきて、すぐ組み立て始めてしまいました。今製作中のティーガーIIに絡めるわけにもいかないので、キット単体で載せました。レジンキットに比べて遜色ないくらい良いできのキットという印象です、って誉めすぎかな。
(2013/12/31)
ベルトを締めている戦車兵です。結構良い感じですね。顔もドイツ人らしいし割りと男前ではないでしょうか。下を向いていると写真が撮りにくい。ピストルホルダーのモールドなんかかなり精密です。
実はこれも戦車兵のジャケットを着ているので、もちろん戦車兵なのですが、下の兵隊のシュマイザー(サブマシンガン)のマガジンを二つ装備させてしまったので、手榴弾を差してしまいました。ちょっと違うかな。でも、箱絵にあるように装甲車に乗っているこういう軍装の兵士もいたかもしれません。それなら手榴弾装備もありでしょう。
指先をシュマイザーに絡めるのにちょっとパテなんかで修正しています。ここまで3体ともすごく良いできのフィギュアかと思います。数年前にはやったGen2にしなくても質の良いフィギュアはちゃんとできるじゃないですか。
というわけで、家の大掃除をやりつつ、模型も作りかけがちらほらあってなかなか部屋が片付きません。それでは来年も引き続きよろしくお願いします。
(2013/12/31)
残りの2体、組み立ての続きです。今回のキットの斬新な目玉といえるフィギュア、パーツ割りはこんな感じです。片側の肩に掛けた上着のパーツが絶妙。
以前、シュターヤーRSOと一緒に作ったドラゴンのドイツ冬季装備歩兵より組立てはそれほど難しくはありませんでした。いつもと違う部分の接着がなんとも妙な感じです。何箇所かパテで隙間を修正しています。指先のジャケットへのフィット感が難しいところです。
(2014/1/4)
(2014/1/4)
シュマイザーのストラップは左の兵士は試しにベルトが2枚重なっている部分も表現してみました。普通ハンドバックやショルダーバックは長さを調整できるあれです。
右の兵士、シュマイザーのストラップがジャケットと一体モールドになっており、どうしてもサブマシンガンとは自然な形に一体とならないので、こちらはモールドを削って薄い板おもりで作りました。このキットは5体みんな顔つきがとても良いです。
(2014/1/4)
全体にサーフェイサーを吹いたところです。
(2014/2/10)
肌色部分を先に塗ったところ。考えてみると入り組んだ部分の服は塗りにくいので、肌色を必ず先に塗装するというのも考え物でした。他の部分を塗装しにくいです。このあたりは今後臨機応変に手順を考えたいところです。
(2014/2/10)
ドイツ国防軍ユニフォームの定番色、フィールドグレイと一言で言っても色調は色々あったようです。グレーに近いものやベージュっぽいものも多く、箱絵のユニフォームパンツがグレーに見えるのはおそらくそのような部分なのでしょう。タミヤのフィールドグレイはかなりグリーンが強いですが、一部グレーを多く振って変化を出してみました。
(2014/2/10)
アームバンドがあるのでグロスドイッチュラント師団かと思っていたのですが、組み立てた段階では襟章が武装親衛隊のようでした。SSのアームバンドを巻くべきだった!
よく判りませんがグロスドイッチュラント師団は武装親衛隊ではないので国防軍の階級章にしてしまいました。しっかり元のモールドにはSSとありましたが。まぁ、5体ともシチュエーションはばらばらなので「細かいことはいいんだよ!」という気がしないでも無いです。
あご紐を締めている戦車兵です。ヘルメットをかぶっているのは珍しい。こちらはグロスドイッチュラントの階級章を選択しました。ピンクの肩章のなかにGDの文字が入っていて普通のものと若干違います。
クレオスのマークソフター、どうせ軟化力は弱いのでたいしたこと無いと思っていましたが、けっこう侮れません。凸凹にもきっちりフィットするので一度乾燥し始めて密着し始めるともはや修復は不可能です。昔使っていたデカールフィットほど危険アイテムでもないので良いです。あれは放っておくとデカールが溶けました。
うっ、アップ耐性が・・・。もうちょいハンサムに塗れないものですかねぇ。手榴弾の柄の木の色が気に入っています。
これから戦に出かけるところです。白いシャツのフィギュアは珍しいです。普通はフィールドグレイの制服を着て中は見えませんので。
エナメル塗料でも今の時期、東京はものすごく乾燥していてすぐに乾くので塗料のブレンディングが難しいです。
5名製作したのでそれぞれ、髪の色や瞳の色を青や緑、茶色と変化させました。
髪の毛は黄色や茶色、少し黒を混ぜてブロンドヘアの影の部分も表しました。
フィギュアは難しいし手数が掛かります。顔も服もまだまだ塗装法に研究が必要のようです。
1/35フィギュアになじみのない方のために今回もジッポーライターと100円玉、USドルのクォーターを一緒に写してみました。高さは55mmより若干低いくらいです。とにかくこのキット、原型師の魂が感じられる好キットです。
(2014/02/12)