1/144スケールの二式水戦です。Sweetが米軍の調査報告書を新たに入手して、今まで不明だった箇所の寸法を正確に再現した決定版キットとのことです。
ドーリー(地上移動用の台車)と波の情景ベースが付属しており、ディスプレイ時にどちらでも選べます。
なぜか先に水上飾り台の塗装を完了してしまいました。もう少し白でドライブラシするかもしれませんけど。トラック島やインドネシアのマイコール基地所属の二式水戦として塗装するつもりなので南の島をイメージしたエメラルドグリーンのような色合いにしました。数年前にたまたまモルジブに行ったら海はこんな感じの色でした。Mr.クリスタルカラーのトルマリングリーンをベースにブルーとグリーンを吹きました。クリスタルカラーは数年前に数色購入しましたが、自分のモデリングでは全く使用機会がありませんでした。今回使ってみたら透明感が出て意外と良いですね。
コックピットのマスキング、集中力が必要な細かい作業です。特にフレームの多い日本軍の大戦機はね。タミヤの曲面でもなじむマスキングテープを使いました。
(2017/06/16)
二式水上戦闘機が完成しました。零戦をベースにした水上戦闘機です。乗り込むときにプロペラからの水しぶきが掛かるので右側からの乗り降りをします。そういえばSweetの箱絵のキャラクターも昇降ラダーは右側にかかっています。さすが。
総生産数は327機。量産機としてもそれほど多くはないですが水上戦闘機としては飛び抜けての大量生産でした。水上機を気合入れて開発していたのは日本くらいでした。
マーキングは第902航空隊、水戦隊 昭和18年10月~19年2月 カロリン群島トラック島夏島基地。
エンジンは塗装してドライブラシも施したのでわずかですが見えます。
機体下面は明灰緑色で3号空対空爆弾はシルバーの帯を塗装しました。これ、デカールにしてくれれば楽だったんだけど、細かすぎて貼るのも難しいか。
アンテナ線は金属の極細線を使用しました。念のため強度を考えてぐるぐる巻きつけちゃいました。糸が切れることはまず無さそう。
こちらの飛行機はマーキングに稲妻が追加されて、プロペラスピナーは赤になっています。ちなみに両機とも正面はシルバーですがプロペラの裏側はつや消しブラックです。ピカピカ反射してパイロットが不利にならないためでしょう。
マーキングは第934航空隊、水戦隊 昭和18年3月~19年2月 カロリン群島トラック島夏島基地。バンダ海、アンボン基地/アル諸島マイコール基地 インドネシア。
パネルラインのモールドが繊細すぎてあまり効果的なスミ入れができなかった気がする。どのくらいで完成させるか悩みどころです。
ミニスケールの飛行機は小さいから簡単かというとそうでもないですね。接着剤がはみ出るとすぐに汚れるし細かいマスキングは難しい。手のひらに乗る割に精密感が半端ないのが面白いところ。
このキット、購入したのは数年前ですが、なんかけっこう高かった気がする。それまでの1/144の価格帯に比べると2機入りとしても飛び抜けていましたね。ディテールやモールドに関してはもちろん言うことなしだと思います。
(2017/06/20)