ドラゴンモデルズ、スマートキットのIII号突撃砲です。2009年の7月から9月に製作しました。
ドラゴンの3号突撃砲を製作します。フィギュアも2体ほど搭乗させようかと思います。本キットの箱を開けての印象は他のドラゴン製品よりパーツは比較的少ないです。あまり苦労せず組み立てられればよいのですが…
今回、今のところ迷彩はダークグリーンのエアブラシと決めています。ここのところエアブラシで迷彩を吹いた記憶があまりないので、今回はスタンダードに行きます。
(2009/07/05)
始めは転輪等の組み立てからです。ゲートが多いので処理が大変です。A10 A12をあわせるときの窪みが合わなかったので切り飛ばして無理やり接着しました。
(2009/07/05)
このキットも見えにくいところも随分と再現に凝っています。情景模型や破棄車両を作るモデラーの場合、車両がひっくり返っていても随分と絵になるのでしょう。車体後部のエッチングを取り付けてみましたがなかなかはめ込みにくい部分がありました。瞬間接着剤大量投入にて固定したので大丈夫でしょう。
普通は上部装甲は一体になっていてシャーシにカポッとかぶせるのが普通だと思いますが、このキットは左右フェンダーと装備品を先に組み立てるような指示でした。ワイヤーは焼きなましたら曲げやすくなりましたが目分量でカットしたので右のフェンダーのワイヤーの長さが2mmほど足りなくなってしまいた。実車でもきっちり固定してないものもありますので…まぁ良しとします。ワイヤーロープの引っ掛け部分は蝶ネジの小さいパーツを接着するよう指示がありましたが壊れそうなので後ほど取り付けます。
(2009/07/11)
今日は都議選の投票日でした。天気も曇りですし前回より投票率は上昇するかな。お昼に妻と共に投票は済ませました。
戦車兵をハッチに乗せたらほとんど見えなくなりますが、無線機が2台付いていました。反対側にも大きな無線機が1台あります。チラッとしか見えないので組み付けもいい加減です。どうせなら使わないで予備パーツにすれば良かったかも。
(2009/07/12)
砲塔部分の組み立てがほぼ完了しました。機関銃のモールドや増加装甲のボルトなどリアルです。ハッチの裏側のレバーも再現されていて細かいです。スモークディスチャージャーは全て装弾済みの部品を使いました。これって普通使うときは一気になくなるものですかね?所々使用済みにするのはどうなんでしょ。
(2009/07/12)
(2009/07/12)
砲塔内部を製作し車体下部とすり合わせの上接着しました。最後に複数の大きなパーツを組み上げていくので隙間がないかチェックしました。それほど問題なさそうです。
(2009/08/15)
キャタピラを一枚ずつ繋げているところです。両面テープを作業シートに貼り付けて1コマずつ繋げています。同じ流し込み接着剤でもリモネン系は接着力が付くまで時間がかかるので個人的には普通の流し込みタイプが好きなのですが、昔まとめて2個買ってしまっていたので使っています。香りは確かにいいですね、柑橘系でさわやかです。
キャタピラのパーツには上下と左右があるので気をつけないといけません。私は右のパーツを左につけてしまい、重しを載せるときに気が付いて慌てて引き剥がして右側に履かせ直しました。いや~危なかった…
(2009/08/15)
大きな部品の組み付けに難儀しましたがとりあえず組立完了しました。増加装甲の質感も良いしなかなかかっこ良いかと思います。
あれ、(;゚Д゚) (゚Д゚;) (;つД⊂)ゴシゴシ (゚Д゚)え! やっぱりキャタピラの組み付けで上下逆にしてしまったようです。うーん…いまさら修正は不可能だし、またやってしまった…
何度か見直したはずなんですけど、仕方ないですね。何やってんだろ俺。モチベーションは一気に下がりまくり、せめて完成するまで気が付かなければ、いや、全て完成してから気づいても、もっとショックでしょう。フィギュアも2体ほど付けるつもりでしたが、フィギュアは止めにしてとりあえず塗装して完成させたいと思います。
(2009/09/08)
(2009/09/08)
全体をダークイエローで塗装しました。普段は全てハンブロールで塗装していますがたまにはラッカー系も良いですね。何と言っても乾くのが早い。
すかさず、ダークグリーン迷彩とデカールまで完了しました。エアブラシでのラッカー系はなるべく薄めて、かといって薄めすぎて何度も色を乗せないといつまでも下地のダークイエローが消えてくれない程でもない塗料の濃さにする加減が難しいです。ダークグリーンの線の太さもある程度変化をつけました。マーキングは今回はグロスドイッチュラントの車両としました。このキットのデカールはカルトグラフ社のものが付属しておりとても品質が高くて貼り易いです。
(2009/09/11)
突撃砲の初期の目的は、歩兵を支援して強固な陣地などの突破に用いる車両でしたが、次第に対戦車兵器としての性格が強くなりました。1943年から1945年の間に大量生産されました。たしか8,000両くらいだったかと思います。大戦初期には馬に大砲を引かせて移動していたことを考えると戦争中の兵器は随分と進歩したものです。
今回、製作記にも書きましたがキャタピラを上下逆さまに取り付けてしまいました。まぁ、実車ならもう一度取り外して直せばよいのでしょうが、模型だとがっちりと接着剤で固まってしまいリカバリー不能でしたのでこのまま組み立てました。以後気をつけないといけません。反省。
突撃砲だけあって車高が低く安定感がある形をしています。車高が低いと被発見率が低く待ち伏せ攻撃には威力を発揮したようです。待ち伏せもいいけど2両目が迫ってきたらどうすんだろ。T-34と向き合うのは結構骨が折れたことでしょう。
実車を戦場写真で見ると泥が滅茶苦茶にこびり付いていますが、今回はウェザリングもあっさり目にしてみました。ダークイエローとダークグリーンの迷彩が好きなのであまりいじりたくなかったというのもあります。それでも基本塗装直後から比べると色合いはだいぶ落ち着いているかと思います。
白っぽいパステルはわざとらしかった気もします。今回も瓦礫の中を潜り抜けてきたという設定にすればそれほど不自然でもないかな。
蟹目の砲隊鏡が組み立てている間にぽろぽろ外れてしまったので途中で瞬間接着剤でガチガチに固めてしまいました。有名な話かもしれませんが、そういえばこの砲隊鏡は突撃砲にしか装備されておらず、戦車兵からは随分と羨ましがられていたようです。敵に身を曝さずに外部が確認できるので比較的安全だったのでしょう。
OVMは一部組み立て説明書と色が違ったりしていますがそのときの気分で塗装しています。ハッチの裏側も白ではなく基本塗装色だったかもしれません。
砲手のハッチからチラッと見えるのは無線機です。一応黒で塗装しましたが、かなり覗き込まないと分からないです。
はじめはサイドスカートを装着してツィンメリットコーティングも施してフィギュアも乗っけてといろいろ考えていましたが、キャタピラを逆につけてしまい、ちょっとそこまで手を加える気もなくなってしまいました。それでも、このドラゴンのキットは全体的なパーツの合いもよく、組みやすく楽しく製作できました。内部のパーツも充実しているので気合を入れようと思えば随分と作り込めるのでは、と思います。またいつか挑戦してみよう。
(2009/09/21)