今回はズベズダのT-90戦車のキットを製作してみます。長年ストックにありましてなぜか今まで手に取らなかったものです。今までのネットレビューではとても評価が良いようです。
いきなりびっくりしたのが砲塔から組み立てるインスト。考えてみれば今までいくつかロシアの現用戦車を作ったことがあり、砲塔に入ってからの気が遠くなるくらいに細かい部品の組立やら砲塔への取り付けがやや苦行気味でした。というのも大体の大戦モノの戦車模型だと砲塔組立には行ったらもう少しで完成というイメージだったので。遠い過去にワンダーフォーゲル部だったことがあり、先輩にあの山越えたらゴールはもうすぐだよと言われて実はまだ延々と登りが続く、みたいな気分。
ズベズダのキットは過去にBT-7を製作したことがあり、お世辞にも組み立て易いキットだとは言えず、東欧系のキットはもうこりごりと思っていた時期がありました。正直なところSdkfz.251のキットは履帯の組立で投げ出しました。SKIFの現用を組み立てたときもなかなかに苦戦したと思う。大昔にはこのブログには載せていないけどもアランのII号戦車なんかも経験がありそれなりに大変でした。アランホビーは良いメーカーでした。今回のこのズベズダのT-90はパーツの精度がとても良くて部品数が多くて組立が大変でも不思議ととても楽しい。いつの間にか素晴らしいメーカーになっていたんですね。5年以上前に買ってありずっと寝かせていました。もっと早く組み始めるべきでした。
砲塔が完成しました。ここまでけっこうな作業量です。ごちゃごちゃしていていくつかパーツを破損してもわからないと思います。でも何のトラブルもなく無事ここまでは完了しました。
(2020/12/01)
一番懸念していた車体の箱組は特に問題なく出来ました。シャーシ底面にあたる車体下部パーツがやや反っていましたが、ぐいぐいっと手で癖をつけ直してサイドのパーツとうまくはまるように調整してから接着したら何の事は無く5分くらいで完成。ワイルドですね。あとで接続部分に瞬間接着剤でも流し込んでおけば強度も問題ないんじゃないかな。始めから箱が出来ている方が好きだけどここはしょうがない。模型雑誌で車体の組立でパーツに問題があって難しい、みたいに書かれているのを聞いたことがあって、難しい印象が刷り込まれてこのキットの組立を敬遠していたのかもしれません。他にも作りたいキットがたくさんあったというのもありますし。まぁ、でもやってみたら大したこと無いよ。たとえ失敗してもまた作りたいなら買い直せばよいんだし。
汚くなってしまったけどエンジン部分のナイロンメッシュを切り取って車体に取り付けました。こういうパーツでもいいかな。よくあるドイツ戦車の丸い網もエッチングパーツで原価が高くなるんだったら自分で切り取っても良いから何かメッシュを入れておいてくれるだけでも助かる。際部分の処理が難しいかもしれないけどパテでも盛っておけばいけそうな気もする。考えてみたらナイロンメッシュくらいならばホームセンターにでも売っているかもしれません。
部分連結の履帯でした。いくつかのパーツを一気に繋げて調整するのでこれはこれでやや難しいですね。というより作業が忙しい。ゲームで言うとRTSみたいな。そういえばSteamのオータムセールがいつの間にか終わっていました。欲しいのあといくつかあったのに・・・。
(2020/12/03)
転輪の軸の強度が少し心もとない。ひとつダボを折ってしまいました。この辺はほとんど見えないので瞬間接着剤などで補強しておきました。
アンテナはピアノ線に変更しました。私の場合、プラ製のアンテナを今の段階で取り付けるとけっこうな確率で破損してしまいます。
後部の燃料タンクや牽引ロープは微調整があるので最後に取り付けました。
(2020/12/05)
けっこうたくさんの部分にクリアーパーツが使われているんですよね。マスキングゾルでコーティングして乾燥を待っているところです。
だいたい基本塗装はこんな感じですかね。車体表面がご覧の通りけっこう凸凹と起伏が激しいのでいちおう塗り残しに注意しました。説明書では左側にしか車体番号のデカールが無かったんだけども、見た目が寂しいので右側の箱のような物体の空きスペースにも番号デカールを貼ってしまいました。たしか、いくつかロシアの戦車兵フィギュアキットを持っていたのでちょっと組み立ててみようかなぁ。
とうとうジョージア州での選挙不正の証拠が出ました。しかしもう真面目に選挙活動をやっていたトランプ大統領が気の毒になってきます。トランプ氏は歴代最も偉大な大統領。リンカーンとケネディを超えたんじゃないかな、この二人の評価もそれぞれだけど。ドイツのサーバーとかCNN上層部会議録音とかいろいろと喧伝されていることが本当ならそれだけ巨大な勢力と戦っているのでしょう。
(2020/12/07)
T-90主力戦車が完成しました。今回はロシアの現用戦車に一般的な三色迷彩にしてみました。
T-90といえば1991年末にはソビエト連邦が崩壊というか解散してしまい、その後しばらくごちゃごちゃしていたんですよね。T-90は1991年にロシア軍に正式採用されています。
車両前面のハッチ、運転席らしきところにあるハッチはかぶせてあるだけで接着はしませんでした。でも狭くてフィギュアが入りにくいのでオープンにする機会もないかなぁ。考えてみたらこのハッチは下から首を出して外をうかがうだけで、そこからは出られないのかな。それもちょっと嫌ですね。
基本塗装をした後に軽くウォッシングなどを行っています。やや埃や泥汚れが付いた状態でツヤ消しの仕上げにしています。
すばらしいキットでした。最初の期待値が低かったからかもしれないけど。現用戦車好きのモデラーなら是非手に取ってみて欲しいものです。っていまさらお前が言うな、ですかね。
最近になって菅内閣の支持率が低下しているとか言っているけど今までが異常に高すぎただけ。高級ホテルのパンケーキとか笑えました。菅支持してる保守は残念ながらもう居ないよ。王毅氏に何も反論出来ないようじゃこの内閣は長くないね。茂木氏は論外、あれでは政治家やってる資格なしだよねぇ。
(2020/12/15)
コメント
こんにちは。「ズベズダ T-90」完成おめでとうございます!
T-72の特徴を残しながらも、西側第3世代戦車みたいな複合装甲を採用した砲塔は「新世代ロシア戦車」という感じで格好いいです。
このT-90、模型の商品名義は「T-90」ですが、正確には「T-90A」という改良タイプみたいです(細かいところに拘らないワイルドさはロシアですねw)。
>今回のこのズベズダのT-90はパーツの精度がとても良くて部品数が多くて組立が大変でも不思議ととても楽しい。
>いつの間にか素晴らしいメーカーになっていたんですね。
旧来のズベズダと一線を画す新世代キットであり、模型業界に戦後ソ連・ロシア戦車ブームを引き起こす先駆けとなったキットなので、タミヤのタイガーⅠ後期型みたいに1良キットとして以上のレジェンドになるかもしれませんね。
2年くらい前に発売された同社のT-34/85も中々評判良いみたいです。
最近は中華系キットが高価格なので、値段的にも良心的です(笑)
おはようございます。コメントありがとうございます!
>旧来のズベズダと一線を画す新世代キットであり、模型業界に戦後ソ連・ロシア戦車ブームを引き起こす先駆けとなったキット
そんなに当時は騒がれたんでしたっけ?自分もキープしていたからそうなんでしょうね。かなりエポックメイキングなキットだったんですね。最初に面倒な砲塔の組立が終わったのでそこが良かったです。シャーシの歪みが気になっていたキットですがそこは大したことなかったのですんなり組めました。優秀な設計担当でもたくさん雇ったのかもしれませんね。入手しやすい価格で連結履帯か部分連結履帯のキットでそこそこ組み易いとなると自分としてはズベズダは今後要チェックです。というかいくつか買っちゃいましたけど。