結構人気の高いタイガー戦車です。2008年4月から7月に製作しました。
AFV模型ファンならほとんどの方が興味を持つティーガー戦車を製作してみます。7、8年前にタミヤのティーガーに手をつけて分割キャタピラとツィメリットコーティングが面倒になって途中で放り投げたことがありますが今回はちゃんと完成させたいです。しかし、箱から溢れんばかりの部品の量には驚きます。とはいっても、不要部品も多いのですが。原油や金属も値上がりしていることですしこれからはコンバーションパーツも少なくなるかもしれませんね。
仕掛中のKV-2もそうですが、今頃ローラーコーティングにはまっています。エポキシパテを薄く延ばした後にコロコロと転がすと簡単にコーティングが可能で便利です。
モデルカステンのセットをかなり前に買っていましたが使うのは今回が2台目です。聞いたところによるとアーマーモデリングの付録についていたのは色がダークイエローか何かで、組立終了後のランナーと一緒に間違えて捨ててしまった人もいるようです。だから今回は鮮やかな赤になったのでしょうか。とにかくこのツールは面白いですね。
車体後部は複雑でどの部品を後からつけてどれをコーティング前から付けておくか段取りが難しいですがだいたいうまくいきました。排気カバーの下に塗装用のコンプレッサー?も付いています。
(2008/04/19)
世間ではGWで11連休の方も多いのでしょうが、あいにく私は財務経理なので銀行も開いており普通に仕事してます。それでも少し模型製作進みました。エンジンの冷却ファンと燃料タンクも普通に製作したらあまり見えないとは思いますがよく再現されています。
(2008/04/28)
急に砲塔を先に作りたくなりここまで進めました。ツィメリットで雰囲気も良くなりましたが予備キャタピラの並びがかっこいい!
コーティングが結構はみ出していますが後で修正します。後で戦車クルーを2-3人乗せるつもりなので今回はハッチを開けておきました。ハッチ裏の再現やゲペックカステンも蓋開き状態にできるところ等良いキットですね。
(2008/04/29)
組立は一応完了です。写真の角度のせいもあるのか結構背が高い印象ですがなかなかかっこいい!AFVファンの必須科目(WWIIドイツファンならですが)だけありますね。この迫力なら、パンターやティーガーIIもぜひ作ってみたくなります。
職場で先月末に優秀な後輩が退職してしまったのでその煽りがどっと来てなかなか模型が進みません。まさにネコの手も借りたい状況です。これから、まともに完成までいくか心配ですが少しずつでも近づけばと思います。今回、ベルト式のキャタピラだったので弛みをつけるのがかなり難しかったです。瞬間接着剤を多用しました。
(2008/05/11)
やっぱり、冷却ファンの塗装は全く見えませんね…。車体後部の金網エッチングパーツは結構いい雰囲気が出たと思います。ワイヤーは焼きなましをしてから車体にフィッティングさせたほうが作業がやりやすいです。
車体側面のロープも取り付けに苦労しました。重力で垂れ下がった感じが出ていると良いのですが…。車体下部は後でエアブラシをしても塗料が届くか分からないのでつや消し黒で奥まで塗装しました。あくまで気分の問題ですが塗り残しが心配だったので筆でぐりぐりやっておきました。
車体前面もところどころに付属のエッチングパーツを使いました。車体付属のハンマーや斧の留め具なんか結構精密感が出ますね。本当はアベール等のエッチングパーツを使うともっと良くなるのでしょうが私としてはこれでも十分OKです。あとは戦車兵を3体ほど乗り込ませて塗装に移ります。
(2008/05/11)
とりあえずダークイエローで全面塗装しました。今まではラッカー系塗料のにおいがきついのが嫌で、エナメル系塗料ばかり使っていたのですが久しぶりにラッカー系で塗ってみました。強制排気ブースが目の前にあるのでそれほど気にならないし乾燥が速いのでやっぱり良いですね、ラッカーは。手持ちの塗料が増えてしまいますが適宜使い分けていこうと思います。
(2008/05/18)
スタンダードな三色迷彩塗装としました。スケールエフェクトを考えてそれぞれの色に若干白などを混ぜて明るくしました。ちょっと明るすぎますが最終的には色味を落ち着かせるつもりです。
(2008/05/20)
車長と砲手を洋服着せる手前まで作りました。所々隙間がありますが後で調整できるでしょう。こういうレジン製のヘッド、昔安売りのときに結構買ってしまっていたので使わないと損、ということでドラゴンのフギュアセットから付け替えました。自分で顔も製作できればすごいんですけど、いつかやってみたいなぁ。映画俳優そっくりの車長が作れたりいいでしょうね。
(2008/05/31)
久しぶりにフィギュアに手を付けてみました。今週は韓国出張で3連休もなかったので忙しかったのですが昔買っておいた「新撰組」のドイツ武装親衛隊「えんどう豆」シートデカールを使ってみました。腕の造形がだめだめなのでダメ元でやってみたらこのくらいの距離なら結構雰囲気、良いような気がします。
少しウォッシングをしたら見栄えがよくなってくれると良いのですが…。もう一体は「柏の葉」カモフラージュパターンが手元にあるのでそれを貼ってみようと思います。もう、この際季節は無視して好きな柄を着せてみようかと。これらを筆で塗ったら何時間も掛かりそうなのでデカールはありがたいです。
(2008/07/21)
ティーガーI 後期型、ドイツ軍戦車ファンの間では必須科目、ですかね。ティーガーIは1942年7月から1944年8月までに約1350両生産されました。56口径の88mm砲は強力でソ連軍や米英軍を悩ませました。
マーキングはキットの中の一つ、SS第101重戦車大隊としました。青と黄色のマーキングが結構好みです。1944年春に編成された大隊で、ノルマンディー戦に投入されました。有名な戦車長エース・ミヒャエル・ヴィットマンが所属していた大隊でもあります。
後期型は1944年2月以降に生産され、転輪が鋼製になったのが大きな変化です。主砲の照準機が変更され単眼式になったそうですが私の製作した車両は2つ穴が開いています!ガーン、2つだと間違いかな、これ。今回はベルト式キャタピラだったので接着と弛みの感じを表現するのが結構難しかったです。
ところどころツィンメリット・コーティングが剥がれかけたところはグレーで塗装しました。
排気口が赤く焼けて光ってしまうのを隠すカバーも上のほうは少しさびた感じに仕上げました。
今回は3名の搭乗員全てに迷彩服を着せて見ました。ドイツ武装親衛隊の迷彩デカールとタミヤのドイツ兵階級章セットを使いました。手前のが少佐、その向こうが中尉で前にいる乗員が軍曹です。筆だとあまりうまく塗れませんでしたがこれなら見た目もGoodですね。一応迷彩服でも肩章は付けておきました。
このあたりからのアングルは結構凛々しい感じがします。ツインメリットの上からのデカールはフィットさせるのが難しく、ちょっとシルバってしまいました。あとでもう一度デカールフィットで目立たなくさせてみます。
あまりアップにすると…。迷彩デカールのしわも本物の質感を高めているといえばそんな感じがしてきます。
一番前の乗員は金髪にしておきました。目がでっかく見えますけど他の写真ではそれほどでもないんですよ、ホント。チッピングも今回はいつもより頑張ったんですが途中で眠くなりますねこれは。まぁ、少しサビが見えればいいか。手前の予備キャタピラなんかはサビと埃と鉄の質感をいろいろ考えて塗装してみました。
基本塗装の上にウォッシング、チッピングをしてパステルの粉でところどころ埃っぽくしました。戦車兵も迷彩で戦車も迷彩だと遠くから見ると結構効果がありそうです。少なくとも真っ黒な戦車兵の軍服よりは発見されにくいのでは?
排気口は少し焼けた感じにしてみました。車両上面には金網のエッチングパーツを使っているので精密感が増していると思います。
この角度の写真もいい感じだと思います。乗員もみんな写っているし。ツィンメリット・コーティングやフギュアのデカール等いろいろと難関はありましたがとりあえず完成してよかったです。大体うまくいったので今度落ち着いたらケーニヒスティーゲルやパンター等のネコ科にも挑戦してみようかなぁ。
(2008/07/27)