今回は陽炎型の駆逐艦で雪風と同型艦の浦風を製作しようと思います。昨年夏に雪風を完成して、この時は放置期間も含めて数年たってしまいましたが、この浦風はサクサクっと作りたいです。「雪風ハ沈マズ 強運駆逐艦栄光の生涯」を再読しながら駆逐艦乗りの気持ちを感じつつ作っています。
エッチングパーツの取り扱いにもだいぶ慣れてきたので細かい部品に対する抵抗感もそれほど無くなりました。
不思議とどうしても繰り返し失敗してしまう作業があります。その時々でそれぞれ違うのですが今回は後部操舵所にある球形のアンテナのようなもの、方位測定儀かな?これの組立で何度も失敗しました。戦車のエッチングパーツを細く切り出して作り直しておりやたら大変だった。
61cm魚雷のパーツが付属していたのでエッチングパーツと組み合わせてレール上を移動している感じで組み立てました。スクリューは4枚羽の2枚重ねのエッチングとなっており、1/700スケールで極小ながらも良くできています。
これでも十分精密です。下記のように手すりを付けるとより精密感が増します。
Mr.カラーの軍艦色(2)を使用しました。軍艦は灰色で地味とはいえ、この段階だとホント地味です。
(2018/05/23)
浦風は陽炎型駆逐艦の11番艦です。同型艦は全部で19隻建造されました。このブログ内では以前に陽炎と雪風を製作しました。
就役:昭和15年(1940年)12月15日
基準排水量:2,033トン
全長:118.5メートル
全幅:10.8メートル
最大速:35.5ノット
兵員:約240人
主な武装は
50口径12.7cm連装砲 2基4門
61cm4連装魚雷発射管 2基4門
次発装填装置付き予備格納庫 (魚雷16本搭載)
25mm3連装機銃4基
25mm連装機銃
25mm単装機銃10基
爆雷投射機1基
駆逐艦浦風は太平洋戦争の開始時点から数多くの作戦に参加しました。1944年11月に台湾海峡にてアメリカ潜水艦シーライオンの雷撃により沈没しました。この時に戦艦金剛も同潜水艦の雷撃で沈没しました。浦風の搭乗員228名が戦死しました。
このキットは良く見ると前方と後方に2カ所ずつ救命浮標の丸いモールドがありました。前回の雪風を製作した時は自分で浮標を作って貼り付けたけど今回はきちんと元のモールドを塗装します。
機銃の砲身は濃いめの軍艦色で塗ってみました。右舷後方の魚雷は黒です。一応スクリューをゴールドで塗装。
これは浦風です、と言っても同型艦が多いので結局は脳内設定になってしまうのかな。戦前なら側面に艦名を記入しても良いんだけど今回は最終の1944年設定ですからね。
駆逐艦は艦隊戦の最終局面で空母や戦艦に切り込んで魚雷を数発食らわせるのがだいご味でした。あとは対潜水艦戦。しかしながら戦争中盤以降は兵員の輸送や物資輸送船団護衛などが多くて雷撃戦の活躍があまり無かったのが残念です。
最近プレイしていたゲーム、「うみねこのなく頃に」と「うみねこのなく頃に 散」を昨年10月からだらだらとプレイし続けて、先日ようやく最後まで至りました。半年以上掛かりました。プレイというよりは99.99%はテキストを読むだけなのでサウンドノベルと言うのでしょう。アドベンチャーゲームが好きで試しに手を出したら実はデジタル小説でした。合計8章立てでおそらく2,700,000文字くらいあるそうです。ラノベ小説が1冊15万文字だとしても20冊弱換算なので、どうりで時間掛かる訳でした。超超超長編の音声効果付き紙芝居のようなものです。
ちなみに一番最後の2択、よもや○○だけ選んで終わりにした方はいないと思います。普通、二通り確かめると思う。片方はたぶんややバッドエンディング扱いでしょう、妙にあっさりと終るので。もう片方のほうがずいぶんと良いエンディングでやや伏線の回収になっています。しっかし疲れた、少しくどいかな?でもとても面白く、多くのファンがいるのもうなずけます。
(2018/05/26)