2015年10月に完成したBT-7です。とても作り易かった。
タミヤのBT-7です。大昔にズベズダのBT-5を製作しまして、そのときはだいぶ苦労しました。BT-5とBT-7は兄弟みたいなものです。BT-5からの変更として車体はリベットから溶接となり、1937年型の特徴として傾斜砲塔になりました。
タミヤでも箱組みがあるんだぁ、と意外に思いつつ始めのほうの作業をしています。このあたりまでまとめて組み立てたほうが、もしもすき間ができたときに調整しやすそうです。タミヤ製品はあまり心配することも無いと思いますけど念のため。
装甲とやや複雑な前輪の回りの工作も終了。上で溶接と書いたけどなんかリベットも使われているんじゃないかな。
大きな転輪を整形したところです。あまり苦労も無く組み立てが進みそうです。
(2015/10/14)
BT-7のキャタピラのモールドは裏表ともに申し分なし。打ち出しピン跡がありますが目立つところ以外は放置しそう。
さっそく転輪に組みつけてみました。これ以上無いくらい良い出来だと思います。組み立てにくいこともありませんし。
エッチングパーツの微妙な曲面加工は治具が付いていて誰でも簡単に工作可能です。
(2015/10/25)
いつもの通りヘッドライトはギリギリまではめ込みません。この太いチェーンがないとBT戦車という気がしませんよね。
エッチングパーツがきれい過ぎてなんか笑っちゃいます。シャベルの形がなんか変。この辺も正確にロシア軍のシャベルを再現しているんだろうか。調べてみるとやはりこのような形のものもありました。
車体横にあるラジエター吸気口のエッチングをはめ込んだところです。
(2015/10/27)
水性塗料でダークグリーンを塗って好きな場所を剥がしました。ついついやり過ぎてしまいます。
このタミヤのキットには2体のフィギュアが付属しているので、戦車を塗ったあとで今から塗装に入ります。完成レポートはフィギュアを塗装し終わったらアップしますのでもう少々お待ちを。
このポジションだと砲塔のヘリに手を掛けるのにちょうど良いです。
(2015/10/29)
BT-7はT-26やBT-5がスペイン内戦で防御力不足と判明したために傾斜装甲を取り入れました。基本的に傾斜装甲は重量は増やさずに防御力が増大します。
傑作戦車と呼ばれるT-34の長所の傾斜装甲や高い機動性はBT-7から受け継がれたものです。
BT-7は対日本軍との戦いのノモンハン事変やポーランド侵攻、フィンランドに侵攻した冬戦争、初期の独ソ戦で活躍しました。実はやられメカの印象が強かったのですが、様々な戦いで活躍しています。
この車両は1943年レニングラードという設定なので随分とベテラン選手です。車両の塗装面の傷みはかなり激しくなっていたと思います。使い込まれた戦車のつもりで塗装しました。
フロントには金属製のチェーンを巻きつけています。BT戦車にはなぜかこれが定番。このヘッドライトは本当に出来が良いです。惚れ惚れします。
目線を下にしての写真。この高さからだとラジエター吸気口のエッチングパーツが見えます。
排気管はサビサビにしてみました。最近のタミヤキットはスコップ留め具にちゃんとツマミのようなモールドがあって良い。
キャタピラはアイアン系のメタリックでドライブラシを掛けました。多少光っているので重量感があって良いかな。
砲塔は回転しますが、砲身が途中で固まってしまい上下の動きが固まってしまいました。
車両ナンバーデカールは出来るだけ余白を切り取って番号も一桁ずつばらして貼り付けました。
遠めで見るとポーズも表情も自然でかっこよいと思います。でも、マップケースベルトがちょっとはみ出ちゃったかな。もっと丁寧に塗らないとなぁ、と思いつつも顔の塗装で精根尽き果てます、そこまでは大げさか。
金髪の兵士の塗り方がどうなんだろ。一応、金髪らしく塗装して髪の毛に濃淡も付けてみました。
ちょっと、アップは無理だな。でも、頑張ってモールドの一番奥のくぼみに目玉を描きました。ソ連軍で階級章のデカールが付いているのでホント嬉しい。タミヤはアメリカ軍、イギリス軍、ソ連軍、あと日本軍の階級章のデカールをリリースして欲しい。絶対に各5枚は買います。ってそんなにフィギュアばかり作れないか。
青い作業服の戦車兵は色褪せた作業着の感じ塗装しました。他の戦車に乗せ変えてもよい感じでフィットしてくれそう。ただ、車内で高さ調節の台でも置くべきでしょう。
後ろ姿はこんな感じです。オイル汚れを描くと強烈にみすぼらしくなりそうだったので今回は控えました。
右の兵士は階級章からすると大尉です。タミヤのキットでは大尉、中尉、少尉から選べます。
組み立て易かったので塗装に時間を使うことができました。基本色を塗り終えたあとに様々な表情を描き込めるのが戦車模型の魅力だと思います。
最近、塗装膜を剥がす方法がけっこう好きになってきた。現用AFVでも使ってみたいんですけどあきらかにやりすぎかなぁ。
(2015/10/30)
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