2009年2月から3月に製作しました。タミヤのヘッツァーです。
ヤークトパンターを製作しているうちに駆逐戦車に興味が出てもう一つ作ってみることにしました。今回は小型の車両で38(t)軽戦車の車体をベースに48口径7.5cm対戦車砲を装備したヘッツァーというものです。タミヤから1年半ほど前に発売されたキットでかなり作りやすいと評判です。
車両足回りは38(t)と同じでかなりシンプルです。大きな車輪が左右で8個しかありません。
部分連結キャタピラを取り付けたところです。最近のタミヤのキットはこのパターンが多いですが、簡単に弛み表現が出来るので気に入ってます。
(2009/02/21)
組み立て完了しました。軽戦車で内部が狭いからなのか大型砲塔が中心線からずれたところに配置されているのが特徴です。上面や後部にやたらと予備キャタピラがあります。
パーツ数も少ないしこのキットは易しいのであっという間に組み上がります。
(2009/02/22)
戦車兵を一人乗せるつもりでハッチを開けておきましたが機銃も付いていてずいぶんと狭くなりそうです。
基本塗装完了しました。今回は「光と影」迷彩に挑戦するのでまだまだ先は長そうです。とりあえずグリーン系を吹きましたが茶色で塗る車輪の部分は空けておきました。さて、これからどう進めようか。
(2009/02/28)
マスキングテープをパンチ穴空けで大量に生産して、こんな感じで貼り付けていこうと考えていました。でも…面倒くさ過ぎます。綺麗に打ち抜けないし、ちまちま1枚ずつ貼り付けていくのは性に合いません。ここまでやって挫折しました。
(2009/03/20)
結局、多少筆むらがあっても気にしないで進めることにしました。オール手書きです。このほうが早いし、機械的なパターンのまるの連続よりこっちのほうが味があって良い!ということにして先に進みます。
(2009/03/20)
(2009/03/24)
チェコの38(t)戦車の車体を用いた駆逐戦車です。III号突撃砲の工場が連合軍の爆撃で破壊されたため急遽開発となった車両です。
軽戦車に7.5cm対戦車砲を装備した割りに性能は良好で1944年夏から終戦までドイツ防衛の一翼を担いました。
迷彩塗装がヘッツァーは独特で難しかったです。型紙を使えばもっと特徴をうまく表現できたかもしれません。
戦車兵は突撃砲兵ということで黒ではなくフィールドグレイで塗装しました。顔はタミヤに付属のもの、あとはドラゴンの昔のフィギュアパーツですが服のモールドがちょっとあいまいな気がします。
迷彩塗装は筆塗りです。ぐにゃぐにゃした曲線はまだ良いのですが、三角や四角のドットを描くのに根気が要ります。一度で適度な濃さの塗料が乗るように塗料濃度の調整もしました。
転輪はダークグリーンのものとレッドブラウンのものと塗り分けたのですが試行錯誤しているうちになんだか分からなくなってしまいました。所々雨だれっぽく表現しました。排気管は少しさび気味に。
塗装例はインストにある第708国民擲弾兵師団1708突撃砲大隊所属車両にしました。1944年フランスのアルヴィル地方に展開していた部隊です。カラーの塗装説明書が結構重宝しました。塗装イメージが湧きやすかったです。
傾斜装甲が独特で良いですね、この車両は。タミヤのキットでとても作りやすいので時間をかけずに完成できます。それなりに塗装で苦労しましたがそれも楽しいものです。
(2009/03/22)