この頃は他のことで忙しく、あまりプラモデル製作をしていませんでした。2010年7月から9月にかけて製作しました。
前回、次は車でも作ってみようかなぁ、と記載しましたが、結局また最近は戦車を作っています。近所の模型店に立ち寄ったところでこれを見つけました。昨年春頃にツィンメリットの無いタイプが発売されていましたが、今回はツィンメリットコーティングのモールドの付いたモデルが発売になったようです。
(2010/07/17)
1年ほど前にG型を作ったので足回りの工作は難無く進みました。パーツ数は少なくなっていると何かのホームページには書いてありましたが、後ろに積み上がっているランナー群の他に横にも積んであります。パーツが多いです。ただ、インストを読むとこのモデルでは使わない部品もずいぶんとあるようでした。
(2010/07/17)
車体上部のパーツ群をシャーシに取り付けるのがちょっと難しかったです。特に部品FとMは車体の奥に取り付けるので手間取りました。それでも、それぞれを取り付けていくといつの間にか下半分が組みあがっている印象。後部装甲の取り付けに少しゆがみが出てしまったが、瞬間接着剤で強制的に補正しました。
(2010/08/14)
砲塔周りを少しずつ組み立て中です。H型は砲塔にもシュルツェンが付くのでその基部パーツを接着中です。
(2010/08/14)
砲塔シュルツェンを取り付け完了です。あとで気が付いたのですが砲身が上30度の角度で固定されてしまっていました。おそらく接着剤が余計な箇所に流れ込んでいたのでしょう。びくともしないので力任せに自然な角度になるように修正しましたが少し隙間を埋めないといけません…。
(2010/08/16)
ゴムのキャタピラを接着中です。2コマくらい長いんじゃないかなぁ。マジックトラックのほうがキャタピラの微調整ができるのですが手間から言うと圧倒的にこちらのほうが楽ですね。ツィンメリットコーティングがされているお手軽キットなのでベルト式のほうが万人受けするのかもしれません。とにかくこちらを使用してみることとします。
(2010/08/16)
シュルツェンには薄いアルミ板が添付されており、良い質感に仕上がりそうです。引っ掛ける取っ手がプラ材なのですべて瞬間接着剤のお世話になります。裏側であまり見えないので結構接着剤を使って頑丈に付けました。量を使えばよいというものでもありませんが。
(2010/08/20)
ベルト製のキャタピラはそのままではまったくリアルに見えません。弾力もあり取り回しは難しそうです。微妙なライン調整はどうでしょうね。できるだけ自然になるように少しずつ接着してみます。
(2010/08/20)
トライスターの戦車兵フィギュアにホーネットのヘッドを合わせてみました。ちょっと腕の角度を変えて調整したところはデューロパテを使いました。パテは5年位前に今はもう無い御茶ノ水の模型店で購入したもので封を切って無かったからかちゃんと固まりました。なんか、ペットの毛がくっついているようです…。
シュルツェンを付けない状態でせっかくなので記念撮影です。シュルツェン懸架のみでもなかなかバランスよいシルエットだと思います。ごちゃごちゃしたところがたまりません。
車体上部の工具も見えます。キャタピラをぶった切って調整したのが分かってしまいますね。
ツィンメリットコーティングがモールドされていて組立てはずいぶん楽でした。質感も自分で作業するよりかっこ良いかも。まぁ、モデラーとしての工夫が無いですが手軽に出来るのも重要な要素でしょうか。
想像ではシュルツェンを付けると、中世の騎士のようでずいぶんと見栄えが良くなるかと思っていたのですが、のっぺりとしていまいちです。単純な平面が広いからでしょう。
(2010/08/22)
ちょっと変化をつけて、真ん中のシュルツェンを抜いてみました。良い感じです。最終的には塗装後に決めればよいことですね。バトルダメージでもつければよいんでしょうかね。
(2010/08/22)
ダークイエローとカーキグリーンを吹きました。東京の気温は連日35度前後でして、換気のため窓全開なので暑くて堪りません。模型の製作中に熱中症で倒れたら笑えませんので気をつけなければ。ハンブロールに比べるとシンナー臭が半端ではありませんので換気をきちんとしなければいけません。知らないうちに塗料容器の形がまた変わっていた。随分前に実質値上げとなっていたようですね。
レッドブラウンも塗装完了です。今回の迷彩は説明書を参考に縦長を基本としました。シュルツェンの裏側は迷彩塗装をしていません。
一応、エアブラシで塗装できるところは大体完了しました。迷彩塗装はドイツ戦車の醍醐味ですかね。ただ、結構いい加減な塗り分けです。後ほど筆塗りで細かいところを塗装しますのでその時にある程度エアブラシのはみ出しを修正しようかと思います。
4号戦車は転輪が多いので大変です。以前、ヤークトパンターで転輪をエアブラシで塗装しましたが、4号戦車のような小さな転輪でも何とかなるという印象です。
(2010/08/28)
IV号戦車H型が完成しました。H型は43年5月から44年2月までに約2,300両が生産されました。シュルツェンとツィンメリットコーティングが特徴です。
マーキングは1944年ノルマンディーでの第2装甲師団第8連隊の車両を選びました。第2装甲師団はクルスク戦での補充のためフランスに異動し、ノルマンディーではファーレーズポケットの戦いで壊滅しました。再度編成されバルジの戦いなどで善戦しますが最終的に連合軍に降伏しました。
オーソドックスな三色迷彩で、今回は大柄な縦方向迷彩を主としました。以前は基本塗装にハンブロールの塗料をエアブラシで吹き付けてウォッシングをしていましたが、同じエナメル塗料ということもあり時々皺になってしまうので、ラッカー系塗料で基本塗装を行いました。普通は皆さんこちらを使っているのでしょう。始めは発色がいつもと違う気がしましたが、ウェザリングを行っているうちに落ち着いてきたかと思います。
キット付属のデカールはカルトグラフ製で高品質です。今回はデカールを張る面にあらかじめつやありコーティングをしてからデカールフィットで密着させてさらにつや消しコーティングをしたのでシルバリングはほとんど発生しませんでした。ただ、右側の車両番号の位置を貼り間違えてどん詰まりになってしまいました。残念!
今回のチッピングには家庭用のお皿を洗うときのスポンジを用いてみました。結構お手軽にチッピングの雰囲気が出せるのでなかなか良いかと思います。油彩のローアンバーを使いましたが、模型用塗料のほうが早く乾くので油彩を使うと逆に工程を進めにくいです。ウォッシングやパステルワークと併用するのであまり乾燥時間が長いのも困りものです。
シュルツェンも迷彩塗装やウォッシング、チッピングを施すことで何とか間が持つようになりました。シュルツェンは全てはずしたり、一部取り付けたり、全部装備したりと色々な写真を撮ってみました。個人的には作る前の予感に反して何も付けない状態が一番かっこよく見えます。
このくらいから見ると車長の迷彩柄もそれ程違和感が無いかもしれません。
シュルツェンは単調な平面なため、チッピングと雨だれの表現で少し変化を付けました。しかし、シュルツェンがあると車長以外はきわめて状況が把握しにくいだろうなぁと全部つけたあとに思いましたね。
このマーキングで面白いのは各プレートに装備する場所の番号のデカールが付いていることでした。一枚でもかなり重そうですが数人で手で運んだのでしょうか?あるいはクレーンで着脱なのかな。
シャックルは物の本によると基本色で塗装されている場合もあるとの事なので今回は金属色にはしませんでした。
マフラーだけこってりと汚しを施してしまいました。こんなに錆びて汚れるものでもないでしょうが面白くて止められず気が付いたらこんな状態になってしまいました。
最後は砲塔を横に振ったショット。ドラゴンのキットはパーツ数が多いですが組みやすくきれいに仕上がります。失敗したところも数多くあり反省点もありますがとにかく完成しました。自己満足ですが、なかなかかっこ良いかな。
(2010/09/04)
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