かなり久しぶりにヘリコプターのプラモデルを作ってみることにしました。今回選んだのはハセガワのシーキングです。まだ決めてないけれどもおそらく海上自衛隊仕様で製作すると思います。このキットはデカール替えのスペシャルバージョンなのかな?アポロ宇宙船帰還時の回収任務を行った機体のデカールも付いているので悩むところではあります。ハセガワから同スケールで違うキットが海上自衛隊機を作れるようにリリースされているみたいです。そっちは型番がPT2だから結構古いのかも。
ヘリコプターのプラモデルはかなり久しぶり、以前は陸上自衛隊のアパッチを組んで以来なのでいまいち要領が分からない。その上にこのキットはいろんな部分を削ったり穴を埋めたり溝を埋めて表面を綺麗にしたりとパーツをくっつける以外の作業が多いですね。けっこう難しいな。パーツ数は1/48スケールの中では多い方かもしれない。
操縦席とシートベルトです。この段階ではどう組まれていくのかよく分からずきちんとパーツがフィットするのか非常に不安です。
コックピットパネルや操縦席の上部やサイドにもたくさんのスイッチが付いています。それらの分にもデカールが付いていてありがたい。
(2020/11/17)
このキットは操縦席の窓がかなり大きいので中がよく分かります。かといって作り込めるかというとちょっと無理かな。
シーキングの機体、パッと見で何となく形が分かった気になっていましたけど、細かい部分はパーツを手にしてみないと分かりませんでした。こういうパーツを組み込んでいくとより機体の形状が分かりますね。
自分にとってはマスキングだけでなくヘリコプターの窓のはめ込みも難易度高い作業です。普段は戦車模型でパーツの汚れはそんなに気にしないのでこういうパーツは気を使います。少しコンパウンドで磨いたりとかね。
(2020/11/19)
ローターはブレードを折り畳み状態に出来ます。個人的好みはこちら。
マスキングテープを大量に消費しております。
(2020/11/21)
ふ~、ここまでけっこう塗装が大変ですね。大きいから塗りがいがあって楽しいです。
どうやらこのキットは2010年リリースらしいです。デカール替えキットだと思うけど。ハセガワのキットにありがちなデカールの問題は特に起きませんでした。黄変も劣化も無いので良かったです。
変化が欲しくて先にデカールを貼ってしまいました。作る前のイメージとしてはぶわーっと白を塗れば塗装は完了でしょ、って思っていたらけっこうたくさんの色での細かい塗り分けがあります。正直けっこう大変です。ヘリコのキットをほとんど作ったことが無いから要領悪いだけかも。普段あまり作らない種類のキットを作るのもけっこう楽しいです。
そういえば、今年選ばれる世相の漢字は「鬼」ですかね、新型ウイルスの多方面への影響やら、ヒットアニメ作しかり。鬼滅の刃はアマプラで視聴できたので先日全26話を家で観てみました。完結するのかと思ったら映画に続くのかよ・・・映画がヒットするわけだ。嫁に言わせると鬼殺隊はブラック企業だねと笑っていました。確かにその通り。内容は子供っぽいけど結構楽しめました。私の結論としてはこの人気はだいぶステマの影響が大きそうに思えます。個人的には冨岡義勇が一番格好良いかなぁ、出番少ないけどね。ジョジョが好きなのでパターンがけっこう似ています。かなり残酷な内容が含まれるのに幼児に見せてる親がいるけどいいのかな?
(2020/11/25)
ハセガワのシーキングが完成しました。シコルスキー HSS-2Aのキットということになっています。他にもその後配備されたHSS-2Bもあり、対潜水艦戦探知能力が強化された形式です。
ホワイトボディのプラモデルなんて何年ぶりに製作したかな。ちょっと感動です。
艦載機として設計されたのでメインローターやテール部分を折り畳めるようになっています。今回は全てのブレードを展開させた状態で組みました。
ハセガワではどうやらHSS-2Bが先にリリースされて、後日にこのキットで小型のスポンソンや短い水平尾翼の新規パーツを入れてHSS-2Aのキットとして発売されたようです。どうりでけっこういろいろなパーツが不要になっていたわけだ。
アメリカでは1961年から運用が開始され、海上自衛隊でも1964年から運用されています。日本では対潜哨戒機としては2003年に退役し、他の用途で使われていた機体も2008年に退役しています。主に対潜水艦戦の任務で使用されたが、他にも対艦攻撃、捜索救難、兵員輸送など様々な用途に使用されました。日本だと南極観測任務の機体や救難機はまた違ったカラーリングで面白いです。
色を塗っただけだとなんだかのっぺりした印象でしたけど、良質なデカールのおかげで精密感が増したと思います。
窓がいくつかあって中が覗けます。でもがらんどうなのでスモークなどで窓ガラスを塗装しておきました。ただ、そのままでもほとんど暗くて何も見えません。
マーキングは海上自衛隊第121航空隊 千葉県の館山基地所属機 「71」番機としています。
戦車模型だと下側はざっとしか塗装しないんだけど飛行機やヘリコプターはこんな感じで真面目に塗装しています。
メインローターを展開中で飾るとホントに場所を取ります。箱に入れてしまおうにも結構な大きさが必要。小型のヘリコプターで羽根が2枚だと横方向にはコンパクトに収まるなど方法はあるのでしょうが、このHSS-2Aシーキングだと5枚の羽根があってスペースを喰います。
ざっと説明書を見ただけでは気が付かない細かい塗り分けがあります。機体が大きなこともあり工程が多くて大変でした。
駐機状態ではメインローターブレードは少したわんでいたほうがリアルだと思います。どれくらいの角度が良いのかよく分かりません。何となく感覚で格好良い感じにしたんだけど下げ過ぎたかもしれません。次回はもう少し注意しよう。
もう少しきれいに仕上げたかった。けっこう高いレベルを要求されるというか、丁寧に作らないといけませんね。軽くウォッシングをして真っ白やグレーだと分かりにくいディテールを目立たせました。多少の汚れはウェザリング効果と言いますか、自然な機体の状態ということにしておきましょう。
ブラックフライデーでSteamやGOG、Uplayなどでセールを行っていたのでいくつかPCゲームを購入しちゃいました。年末年始にでも遊ぼうかと。というかゲームで遊んでいると模型が進みませんね。PS5の抽選にも漏れたことだし、いつごろ購入できるのかも分からないのでPCゲームでまったり遊ぼうか。そうそう、トランプ大統領の再選の目が出てきたんじゃないですかね?大手マスコミでは全く報道してませんけど・・・。
(2020/11/29)
コメント
ハセガワのシーキングは同社PT帯のスタートを切ったキットですね。1992年が初出だったかと思います。もっとも、F-15やらのメジャーな機体はもっと以前から存在したキットを改修して後の品番に入れてるので最古のPT帯キットではないのですが。
ハセガワのキットにはシルク印刷のデカールがついていることもあり、これは黄ばみにくいようです。オフセット印刷についても10年程前?に品質改善がされたらしくその旨、雑誌に載ってました。
個人的な認識だと品質は、シルク印刷>タミヤ等のデカール≧最近のオフセット印刷>大分下>黄ばみやすい以前のオフセット印刷、でしょうか。
ちなみに持ってるデカールの印刷方法はメーカーロゴの下を見ればわかります。OFSと書かれてるのがオフセット印刷、SLKと書かれているのがシルク印刷となります。
でも、ハセガワは今後もデカールについてダメだと言われ続けるでしょうね、店頭在庫なんていつの生産分だかわかりませんし、予備知識もなく2度ほどハズレをつかめば、問題ないデカールも疑ってかかるでしょうから。
デカールを確認したら2010.7(OFS)と書いてありました。シルク印刷ではなくても最近の、とは言ってもいつからか分かりませんがハセガワのデカールは改良されているということですね。デカールは乾燥して粉々になるリスクもあるので航空機モデルは買ったら早めに作りたいものです。ダメになるなら仕方ないにしてもハセガワのキットのデカールを吊るしで廉価で買えるようになれば良いなぁ。