今回は帝国海軍の戦闘機、ハセガワの紫電改を製作してみます。先日「大空のサムライ」を再読して無性に日本の戦闘機を何か作りたくなりました。たまたま手元にこれを積んでいたので始めてみます。
コックピットの計器パネルにはいくつかデカールが付属していました。貼ってみると自分で描くより精密に出来て良かった。一応、ツヤ消しコーティングをします。
かまぼこ型のコックピットを組み立て終わると、細かい塗装をしたところは覗き込んでもそれほどは見えませんでした。レバーの柄や医療キットポーチらしきものは色分けしました。
シートベルトは他から調達しないとなぁと思っていたら、シートにモールドされていました。金具とベルトを塗装しました。最初からモールドされていると助かる。意外といろいろ考えられてるキットですね。
NHKから国民を守る党、最初1人だったのが気が付けば党員2人になっていた、笑える。5人集めたいとか言ってるしスーパー戦隊シリーズかよ!でもそれならまだ2話目か3話目くらいだね。
(2019/08/01)
主翼下面のモールドがとても細かいです。片側に20mm機関銃を2丁積んでいる部分です。
エンジンカウルも本体に接着してもうそろそろ塗装に入れそうです。ここまでスムースに進んで良かった。
クリアパーツを尾灯や翼端灯に使いたい場合は、その部分を削れとありました。削ってパーツ合わせをして接着です。
今日はLucky Modelで半年から1年くらい注文中でいまだに音沙汰ないものをいったんキャンセルしてもらって、現状でストックがあるキットに変えて取り置き分とまとめて発送してもらうことにしました。たぶん製造元でもいつ再生産になるか分からないものばかりなのでしょう。Lucky Modelには迅速で柔軟な対応をしてもらいありがたい。引っ越しして住所が変わったしあまり放置しておくのも健全でないしね。欲しいものが無かったのは残念だけど、ヘリのチヌークとかF-5サンダウナーとかヤクのファイアバーなどが当時欲しかったけど、そのうち他で見つかるでしょ。デルタダートとかメルカバやSu-11などいくつか注文しました。ペンディングをすべて精算したので無事に届くのを願うのみです。そのうち紹介できるかもしれません。実はサンダウナーは駿河屋にあったんだよね、まだ買うかわからないけど。
(2019/08/03)
20mm機銃とピトー管、真鍮線や真鍮パイプに交換しました。機銃はプラパーツを見ると微妙に膨らみがあり直線では無さそうです。プラだと塗装中に折りそうで心配なのでとりあえず再現度より丈夫な金属製を選んじゃいました。
機体下面はガイアカラーのシルバーに少しクリアーを混ぜて吹きました。あとでスミ入れするときに少しはスムースにいくかなぁと思って。
(2019/08/06)
説明書によるとC124濃緑色三菱系にC65インディブルーを10%入れるようありました。それとクリアーを少し混ぜて吹いてみました。グラデーションの効果が僅かになってしまった。
やっぱり細い部品が折れてしまいました。アンテナのポールを破損。あとで極細の真鍮線を組み込んで補強して接着し直します。
(2019/08/09)
水性アクリル塗料で仕上げるとデカールの破損リスクが軽減される一方で上記のような理由でちょっと扱いにくいですね。Mr.カラーのほうが好みではあります。
前身の紫電は想定よりも性能が出なかったようで、根本的に再設計されたのがこの紫電改です。素人がパッと見ると似てるように見えるけど紫電改のほうがやや丸みがあるようにも見えます。少し全長が長いらしいです。
海軍上層部は紫電改を零戦に代わる主力戦闘機として1万機製造する計画がありましたが戦局の悪化に伴い量産体制が整うのは昭和20年になってからでした。結局、約400機が生産され終戦となりました。
紫電改の武装は翼内の20mm機銃が左右合計で4挺となかなか強力でした。零戦は20mm機銃が2挺と7.7mmが2挺なのでかなりのパワーアップです。
今回のマーキングは第343海軍航空隊戦闘第407飛行隊長林喜重大尉機です。1945年4月のものです。
ハセガワオリジナルのデカールだと白はやや薄いかなーという気もします。黄ばんでいないだけありがたいね。
レシプロ機でWWII戦闘機の割にたくさんの細かい注意書のデカールがあって良いですね、このキット。いちおう裸眼でもこの細かい字読めるんだけども、ちょっと読みにくいかなぁ。模型は若いうちに作った方が良い。あ、でも手が震えるとか無ければ長く楽しめる趣味だとも思います。
今回、あまり汚さないで軽くスミ入れするだけにしました。ハセガワのキットは作り易くて良いですね。完成したサイズもほどほどで丁度良いかと思います。
(2019/08/12)
コメント
紫電21型こと紫電改、中々見事な仕上がりですね。
私は同じ川西製の二つ前の紫電11型甲が好きです。
(一つ前は紫電11型乙)
強風→紫電→紫電改と進化したと一般には信じられていますが、
調べてみるとこの三機種は同じ川西製である事以外
ほとんど共通点の無い別設計なのには驚きました。
新たな知見を与えて戴いて感謝しております。
こんばんは。実機に関してはあまりよく知らないんですが、とりあえず完成して良かったです。4枚羽のプロペラが力強く感じます。ハセガワの紫電もけっこう作り易そうならいつか挑戦してみたいものです。(ストックは無いんですけど・・・)