けっこう昔に個人の並行輸入でポーランドから入手したキットです。2009年3月製作。
今回はミニアートというウクライナの模型メーカーのキットを製作します。精巧なロシア戦車兵のフィギュアが5体も付属しています。ポーランドから購入したのでお買い得でした。ちょうどユーロも安かったですし。
いきなり結構反ってます。これ完成するのかな?
(2009/03/18)
バリや歪みはありますがプラスチックの材質は柔らかいので何とかなりそう。リカバリーは比較的容易です。というより東欧メーカーの中では作りやすいしモールドもしっかりしているメーカーなのでしょう。転輪もタミヤのヤスリでガシガシ削っていきます。
(2009/03/20)
スチュアート組立後の後のT-70のせいか部品数が少なくて驚いています。素組ならそれほど時間をかけず完成します。
小さい割りに安定感のあるフォルムで強そうです。クリアーパーツのヘッドライトも雰囲気アップしています。
グリーンで基本塗装を行いました。このあと白く塗るのでそれほど細かく吹かなくても良いでしょう。
(2009/03/21)
付属のフィギュアから1体選んで組んでみました。防寒服を着込んだロシア戦車兵です。ハッチが大きいのでボリュームのある防寒服を着たフィギュアでもきちんと車体に収まります。
(2009/03/22)
防寒服を着たフィギュアとの組み合わせなので車体も冬季迷彩で仕上げることにしました。とりあえず白を軽く吹きました。
(2009/03/26)
T-70は1942年夏頃から姿を現し始め、劣勢の中で戦線の一角を補完しました。キットでは付属のフィギュアが冬仕様だったので車両も冬季迷彩にしてみました。
白地に赤いデカールは良いアクセントになると思いチョイスしました。しかし、デカールフィットで密着させようとしても質の問題なのかうまくいきませんでした。結局砲塔の両面とも手書きにしました。デカールも手書きの雰囲気を出した書体だったのでこれで良いかと思います。
車体は前から見ても後ろから見ても結構シンプルです。こういう単純な車体も好きですね。キャタピラは組み立てた直後は問題なかったのですが塗装前に見てみると左側だけ2箇所ほどで途切れていました。乾燥過程で縮んだのでしょうか?あと1コマ分余計に長さを調節して弛ませておけば途切れるのを防げたかもしれません。
フィギュアは前向きだと大型ハッチに邪魔されて表情がまるっきり見えなくなるので後ろ向きで固定してしまいました。いつもフィギュアは車体の大きさが分かる付属のつもりなのですが、軽戦車だと相対的に大きいので存在感が出ます。
ダークグリーンの下地につや消し白を吹いたあと、所々わざとむらのあるように縦に筆塗りをしました。実車が現場でハケ塗装したという設定です。白地だとウォッシングやパステルの加減が非常に難しいですね。白だとすぐに色調が変化するのでウェザリングも控えめにしました。
チッピングは下地のダークグリーンと黒で所々変えてみました。冬季迷彩後もエッジは乗員の乗り降りなどで少しこすれるでしょうから剥げかけた感じに仕上げました。
ミニアートの車両は初めて作りましたが東欧キットの中では加工しやすくてお勧めです。説明書もカラーで塗装のイメージがしやすいです。組み立て初めにパーツが反っていて驚きましたが何とか形になりました。
(2009/04/03)
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