久しぶりに帝国海軍の軍艦を製作します。この航空母艦大鳳、2017年末のフジミの福袋に入っていたものです。この時は今でも覚えていますが1號艦艤装が入っていて騙されたーと歯痒い思いをしたものです。福袋関連のキットに手を付けるといまだに思い出してしまいます。実際は騙されたわけではなくて単なる期待外れということなんですが。あれ以来福袋系は全く買ってないなぁ。なんだか最近の福袋にもいまだにこの1號艦艤装が入っていたらしくてどんだけダブついてるんだか。あ、悪口書いちゃいましたけど入っていた戦艦大和と空母鳳翔はちゃんと製作しました。モノは悪くないけど定価換算すると福袋でかなり不利になるというところが気に入らない。とにかく大鳳のキット、正規空母は製作したことが無いので完成を目指して頑張ろうと思います。
フジミの大鳳のエッチングバーツです。エッチングパーツのみのパッケージは当時すでにもう市場には流通しておらず、この機銃パーツ入りのややお高めのパケ替えキットしかなくてちょっと文句を言いつつも購入していたものです。今やそれさえも入手困難です。残念なことにフジミのキットのエッチングパーツは現状ではかなりの範囲の商品が入手困難になっています。
艦底と船体パーツを取り付けたところです。まず最初の一歩。流し込み接着剤で固定してから念のため内側から瞬間接着剤で補強しておきました。
エッチングパーツのキットに付属していた25mm機銃のパーツです。銃身パーツと銃架パーツにランナーが分かれており、ランナー丸ごと両方を接着してから切り離すようです。ややこしそうなので今までずっと敬遠していたんだけどモールドは精密だし組み立てもおそらく簡単そうなので面白いです。フジミの艦船模型ファンならもうとっくに使ったことがある部品なのでしょう。自分の場合は昔の薄いパッケージのエッチングパーツが出回らなくなって止むを得ずこういう箱のセット物を買ってストックしておいたので今まで製作する機会がありませんでした。
横から見ると分かりやすいです。上と下のパーツがぴったりと接合されています。一応一通り、3連装と連装、単身の対空機銃が1セットのランナーに配置されています。けっこう上手く考えたものです。感心しました。
艦尾にカッターや内火艇が密集しています。内部に格納されているのも合わせてもパーツ化されているだけで8艇あるので、これはいつ接着したり塗装すべきなんだろう。セオリーとしては飛行甲板の接着は最後のほうに持っていくべきなんだろうけど個人的にはパーツの接着やそれに伴う塗装があれば先に済ませておきたい。悩ましいところです。
このあいだ茅ヶ崎で落語会があったので観てきました。出演者は三遊亭小遊三、春風亭昇太、桂宮治の3人会で全員笑点メンバーです。観客に大人気でした。個人的には笑点観てないのでいまいちよくわかりませんでしたが現在もご年配の方を中心に人気のようです。けっこう昔の笑点ネタはわかったんだけど、もうテレビ自体ほぼ見てないからなぁ。座席は空けている部分も無くてぎちぎちに満席で盛り上がっていました。結構楽しめました。もうウイルス関連の影響はあんまりなさそう。
(2022/10/22)
確かにエッチングパーツに付属している対空機銃のパーツは精密感があってとても良いです。キット付属のパーツでもエッチングの防弾板を取り付ければそんなにダメダメでもないと思いますけど。試しにいくつか精密なパーツで作ってみたけど残りはキット付属のでもいいかなー。どちらにしろエッチングパーツは使うつもりです。
うんうん、いいですねー、手すりとか防水扉とかエッチングパーツを使うと精密感がアップします。なんて言っているのもはじめのうちで、これからパーツが増えてくると工作が大変になるんですけどね。
結局は航空甲板と船体を先に接着してしまいました。艦尾の奥まった部分の塗装もエアブラシがあればなんとかなるでしょう。空母の側面のパーツはある程度順番を考えないとあとで取り付け難いものが出てくるかと思います。エッチングパーツも組み込まないといけないのでなおさら。
反対側も側面の部品を組み立て中です。対空砲やその銃座、舷側の通路などけっこういろんなパーツがあるものです。
PSPゲームの話。だいぶ昔のゲームで流行り神というホラーアドベンチャーゲームがとても面白い。1と2を何年か前にプレイして既読率100%を達成して、これがまた超絶に難しいんだけど、今は流行り神3をプレイしています。2や3になるにつれてシステム面が進化してプレイしやすくなるのも良いです。何が良いかというとシナリオが練られているのはもちろん、イラストがシュールで全く萌えキャラが出てこないのが良い。主人公のキャラ付けが普通なのですんなりゲームに入り込める。自分は基本的に萌えキャラ大好きですがこのゲームでは味のあるイラストが好きです。真のほうは1と2が手元にあるけどまだ未プレイ。これらはあんまり評判が良くないみたい、心配です。旧流行り神の路線で作ってほしかった。
(2022/10/24)
あんまり代わり映えしないんだけども、ラッタルの取り付けが終わって空母側面の手すりを取り付けているところ。かなり長いパーツはもう取り付けにくくて仕方がないのでちょっと切断してしまいました。正規空母を作るのは初めてなんだけども、一番上側ではなくて二階部分に手すりを組み込むのってけっこう面倒ですね。
側面の細かいパーツばかりで飽きてきたので甲板の遮風柵のエッチングを組み立てました。
遮風柵を接着してみました。もう少し斜めに傾けたほうが良いのかも。
今度は空母のマストのエッチングパーツを組み立てています。こういうのを4本取り付けるようです。キットのプラパーツに比べるとだいぶ精密感がアップしています。
マストは立てるか横に伸ばすかで使うパーツが少し違います。どちらにしても取り付けるとけっこう破損する確率が上がりそう。
なんか経済状況がいつまでたってもパッとしない気がする。2019年の安倍内閣二回目の消費増税で一気に暗くなってあのウイルス騒動でトドメ。急速な円安で死体蹴りされた感じですかね。消費増税を止められたらここまで酷いことになってなかったと思うが今さら。椅子取りゲームの椅子が減らされてるから負け組と呼ばれる層が増えるの当たり前なんだよ。
岸田は電気料金だとか子育てだとか小さなポイントばかり配って家電量販店かよって突っ込まれてるけど小物感半端ない、まさかここまでとは。クーボン、ポイントは業者にマージンが発生して利権の温床だし給付される側としては決してイメージの良い施策では無いはず。これを百も承知な筈なのに繰り返し出してくる面の皮の厚さに、はじめは怒りを感じていたがしばらく経ってもう駄目だと呆れて、今は再び呆れを通り越し怒りが湧いてくる。
(2022/10/27)
艦首にも一通り落下防止ネットのエッチングパーツを取り付けました。瞬間接着剤を多用したらパーツが白く濁ってしまった。
ふーんなるほどなるほど、正規空母のアイランド状の艦橋ってこういう感じなんですね。初めて作るので新鮮な作業です。ここもエッチングパーツがたくさんくっつくのでめんどくさそうですけど完成すれば精密感が出るでしょう。そういえば以前作った鳳翔では艦橋らしいものが無かったような気がします。この大きな煙突、中にエッチングパーツを組み込んで終わりかと思って焦りました。かぶせる網みたいなパーツが見当たらないので、大鳳の煙突はこういうものなのかなーと思ったらちゃんと格子状のパーツもあったので良かった。
艦橋に細かい部品を取り付けてからだとあとあと破損しそうだったので先に甲板に大きな部品を取り付けちゃいました。これはこれでまた甲板から出っ張ったパーツがリスクなんですけどね。
艦橋周りのエッチングパーツも細かいですね。この辺は戦艦を作った時にも行ったことがある作業なので多少は要領が分かります。
最後にクレーンや二式二号電波探信儀、いわゆるレーダーですね。これらを取り付けました。この四角いレーダーは2基あったんですけど好きな向きに取り付けたらいけないのかな。回転するのかと思って適当に取り付けちゃったんですよね。進行方向に平行なほうが好みだったので。タミヤの作例を見たら私が接着したみたいになっていたのであんまり気にすることもないか。
(2022/10/30)
側面のエッチングパーツ工作では対空機銃の防弾板や空母側面に設置されているラッタル、つまり傾斜の急な階段ですね。これらのエッチングパーツをくっつけました。この辺の作業は追加すると精密度がかなりアップするのでとても楽しいです。ラッタルのステップ部分をぐにっと曲げる工作がけっこう好きです。
あと、このフジミのエッチングパーツの説明書はところどころ部品の説明が抜けているので自分で脳内補完してパーツを取り付けないといけない部分がありました。適当に小さなパーツを取り付けた部分もあります。初めての正規空母組立なのでしょうがない。
空母のパーツの中では落下防止ネットが一番好きかな。エッチングパーツを活用して組み立てたという充実感があります。
大きなパーツでうまくはまらなかった部分は少しパテで修正しています。
最近ゲームばかりに時間使って模型製作が進みません。PCゲームの話なんだけどパラドゲーでセールをしていたのでStellarisのDLC(Download Contents)を購入して再プレイしてました。パラドックスゲームを始めると何も手に付かなくなるくらい沼です。危険です。他にもHearts of Iron IV, Europa Universalis IV, Crusader Kings II, Victoria IIと一通り所有しているのでときどき無性にプレイしたくなります。 複雑なゲームなのでほかのプレイヤーの動画を見たりネットでAARを読んでも一向に上手くならないんだよなぁ。でも相当に頭と手を使うのでボケ防止には良いと思う。
(2022/11/05)
甲板上に何もなくてシンプルに見えますけど、両舷や艦橋などけっこう手間がかかります。組み立ててみないことにはやっぱり面白さや苦労は分らないものですね。
フジミのキットではおなじみの透明パーツでの艦載機の組み立てです。昭和19年6月のマリアナ沖海戦時の艦載機だと思うんだけど零戦52型、彗星艦上爆撃機、天山艦上攻撃機がそれぞれ2機ずつ入っていました。まぁ、これを並べておくだけでも空母としてさまになるから追加の航空機は今回は無くていいかなぁ。複葉機ほどじゃないけど部品が細かくて結構大変です。
このエッチングパーツのプロペラ、小指の爪よりも小さいんだけどよくできてます。プロペラの羽がちゃんと捻りが再現されているように見えます。
金属部分がたくさんあるのでとりあえずササっとメタルプライマーをエアブラシした後に艦底色を塗装しました。上部も両舷も突起物がたくさんあるのでマスキングが大変そうです。
メインの塗装を行うとけっこうミストが巻き込んでくるので底部全面をマスキングしました。もっと幅広のテープのほうが良いんだけどやたらこの細いのだけけっこう余ってるので大量に使ってみました。
このあいだ「ミュンヘン」というイスラエル諜報員がテーマの映画を観ました。15年くらい前に観て8割くらい忘れていました。こうも新鮮に観られるなんてボケてきたのかな。当時原作の洋書も読んだのにほぼ初見の印象でした・・・。内容はとても凄惨で日本人には理解し難いものがあるんだけど興味深い映画です。ヨーロッパと中東が舞台で映像に綺麗な箇所が随所にありました。モサドの一員がダークサイドに落ちていくほぼ実話というのが凄いです。ただパレスチナ側の視点が全くないのが気にならないと言えば嘘になります。めちゃくちゃ若い007が脇役で出演しています。ものすごく地味な映画なのでMIシリーズのようなスパイアクションと勘違いして悪い評価を付けている人がいますけどちょっと違うかな。
(2022/11/12)
軍艦色の吹付用に底部のマスキングをして次は軍艦色でも吹くか、と思ったところ甲板のマスキングのほうが容易だと思い先にウッド系の塗料を吹くことにしました。タンやサンディブラウン、ウッドブラウンを3色くらいを吹いてあとで筆で細かいところも調整してみようかと。
ついでに艦載機も濃緑色で吹きました。1/700だとどのくらいまで細かく描けるのかわかりませんが出来るところはエアブラシで。
甲板部分のマスキングは軍艦色との境目が複雑な形状ではないので思ったより容易な作業です。よく見ると艦載機のエレベーターはこんな形をしているんですね、ふむふむ。
軍艦色をエアブラシしたらほぼすべての面が塗装済みとなりました。だいぶ航空母艦らしくなってきました。
木製甲板はスプレー塗装でのグラデーションだけだとなんだかもやっとするので細い線で板張りっぽく筆塗りしてます。この作業は想像以上に大変だし眠くなります。端っこから始めちゃったので一応全体塗らないと終わらない。ドイツ戦車の三色迷彩のほうがまだ手軽です。でももう少しで完成だと思います。
おいおい、ポーランドにミサイル着弾だって?いったい誰の仕業よ。どこかの誰かさんはよほど核戦争を起こしたいのか。WW3のきっかけになったと後世の歴史家が語る可能性は2割くらいかね。ヨーロッパで本気で戦火が拡大したら日本も結構まずいんじゃないか。だって絶対に中国が台湾攻めてくるでしょ。アメリカは欧州に掛かり切りだとアジアに目を向ける余裕なんてなくなると思う。もう二正面作戦遂行できるほどアメリカ軍は強くないと聞いたことがある。とはいえ日本が切れるカードってほぼ無いとは思うんだけど。
ちょっと潜水艦映画の話。「ハンターキラー」という映画を観ました。最初の鹿狩りのシーンであれっ?観た記憶が・・・。手で記念コインをいじっているところであぁ、これ前に観たわ。以前観た「ミュンヘン」もですけど最近は一度観た映画も忘れ気味です。でも潜水艦映画にハズレはありません。「ハンターキラー」もなかなか面白い作品ですね。こういう映画はリアルじゃない部分がたくさんあるので文句ではないんですけど、潜水艦に着弾寸前の対艦ミサイルを駆逐艦が真横からのガトリング砲のような射撃で全て撃ち落とすのはどう考えても無理じゃないか?撃墜成功してもて潜水艦が無傷で済まないでしょ。ほんの爆発地点が50mくらい手前ですからね。あとは自分を含めたすべての乗員の命運をロシア駆逐艦に委ねるアメリカ海軍の艦長はいないわな、常識的に考えても。あとフィヨルドの海中を自動車教習所のS字やクランクのごとくギリギリ50cm位ですり抜けるのはやっぱり演出かなぁ。窓もないのに凄い操舵テクだ。でも実際にもいろいろなセンサーを搭載しているのである程度複雑な操艦は可能なのだろう。でもこの映画、自分は好きだけど軍事オタク気味だからかも、一般的にはどうだったんだろうね。あんまりヒットしてないのならちょっと残念。
(2022/11/16)
こういう細かいボートや艦載機はもう少し先に塗装しておいたほうが良かった。細かいところを塗るのが面倒に感じてしまいます。
航空母艦大鳳がようやく完成しました。帝国海軍の空母としては初めて飛行甲板に装甲を施して技術的にも画期的でした。残念ながらマリアナ沖海戦でアメリカ海軍の潜水艦の魚雷攻撃で大爆発を起こして沈没しました。
作っていて1/700スケールなのにずいぶんと大きいなぁと感じていました。帝国海軍空母としても最後のほうに就役した艦だし貫禄があります。戦艦大和と比べても全長はほとんど同じです。
遮風柵も平らにしたときには普通に上から見えるわけだからマーキングのラインもあるのだろうと、一応貼り付けておきました。
つや消しクリアーを吹いても意外と透明デカール部分が分かっちゃってあれですね。でも点線を塗装するのも大変だし悩みどころです。
正規空母を製作していて一番達成感を感じたのはやっぱりあれですね、小さな航空機を甲板に置いた瞬間ですかね。航空機の出来はまぁ、ちょっと野暮ったいところもありますがゼロ戦、彗星、天山と並べるとけっこう格好良く見えます。初期の空母に比べると搭載している艦載機の性能も上がっているようです。
いつも艦船模型の場合、舷側の雨だれ跡など茶色っぽくしてしまっていてちょっと違和感があったので少し黒っぽく上書きしました。それでもまだ茶色っぽいですね。もう少し黒っぽいほうが自然なのかもしれない。さびというよりもあくまで汚れということならば。
旭日旗はどこかに取り付けたかったので今回はマストに接着しました。艦首にも艦尾にも旗竿が無かったんですよね。
一応、航空機の離発着の邪魔にならないようなところに空中線をいくつか張ってみました。エッチングパーツの強度がそれほど無いので結構繊細な作業です。というか横に張り出したマストは破損しやすいので組み立ては最後の最後に持ってくるべきでした。
さまざまな箇所に落下防止のネットが張られているんですね。引っかかって助かる飛行機や作業員も多かったのかな。冬の海に落ちたらすぐに救い上げないと助からないですからね。
甲板の塗装は筆塗りでけっこう大変でした。エアブラシの後にフリーハンドで塗装したので今度は面倒でもマスキングテープの細切りでやってみようかな。
空母の製作は形が平べったいから簡単かなーと正直なところ舐めてたら実はすごく難しいです。でも軽い気持ちでも作り始めないと苦労して入手した大鳳のエッチングパーツセットもいつまでも使われませんからね。あとエッチングパーツを組み込んでも上から見るとそんなに変化しないのはちょっと悲しい。戦艦や重巡洋艦とはだいぶ勝手が違いますが楽しんで製作できました。航空母艦のプラモデルもまだいくつかストックがあります。これは普通にキットのまま作るにしても一つ完成させるのが結構大変ですね。今回は何とか完成してよかった。
(2022/11/23)